呪縛、忘却、あるいは妄執
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【(テロップ)】 戦死者たちを弔う国葬が終わった後 |
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【(テロップ)】 ノワールたちはアーサーのもとを訪れ 魔女が話していたルーシャスの言葉の真偽を問う |
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【ギネヴィア】 密会中に失礼するわ |
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【アーサー】 鍵はかけておいたはずだが |
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【ギネヴィア】 王妃サマに預けた学園の親鍵は 取り上げるべきだったわね |
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【アーサー】 これ以上なにも取り上げようとは思わないよ ギネヴィア |
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【エレイン】 先輩… |
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【マーリン】 待っていたのですね 私たちとラヴェイン卿らが話す機会を |
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【ラグネル】 ローマとの直接対決の前に はっきりさせておきたいですから |
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【アーサー】 弁解するすべはない |
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【ガウェイン】 真実だって言うんすか…!? ルーシャスの語ってたことが! |
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【マーリン】 …父君は多くの負債を遺していかれましたね アーサー様 |
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【ガウェイン】 まとめて、全部聞かせてくださいよ |
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【(選択肢)】
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Block1_1 | |
【エレイン】 …気に、かけていただき 恐縮…です |
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【ラヴェイン】 最初に申し上げておきますが、私たち兄妹は ログレスに不利益なことは一切行っていません |
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【ラヴェイン】 エレインにおいては 巻き込まれただけに過ぎません |
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Block1_2 | |
【ギネヴィア】 わ、わたしのことは 別にいーでしょっ |
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【(テロップ)】 「バルバロイに故国を追われ ログレスに救われたそなたは──」 |
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【(テロップ)】 「バルバロイに安住の地を奪われ ログレスに見捨てられた余から見れば…」 |
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【ギネヴィア】 似たような境遇だから 戯れにイジメてやろうってハラでしょ |
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【ギネヴィア】 同族嫌悪してんのよアイツ…! ただ、それだけ |
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Block1end | |
【アーサー】 ………ルーシャスが語ったという我が父の行い その『真実』とやらは── |
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【アーサー】 ──誰も知らないんだ 国王である俺ですら |
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【ギネヴィア】 知らんぷりしてる ってワケじゃないでしょうね |
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【ノワール】 ここで嘘を言っても意味はないさ |
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【アーサー】 彼が語った惨劇… それは現在誰の記憶にも残っていない |
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【マーリン】 「ユーサー様がブリテンの覇権を握るにあたり 島内のローマ人の存在が邪魔だった」 |
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【マーリン】 「バルバロイにローマ人を喰らわせ 一掃するとともに彼らを忘却させるよう計った」 |
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【マーリン】 「もとよりブリテンはログレスのものだった、と 歴史の改ざんを行った」…と仰せだったのですね |
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【ノワール】 ルーシャスは自分が唯一の生き証人だと語った 彼だけしか知らない真実── |
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【アーサー】 だが、ブリテンにローマ人がいた痕跡はあった それも事実だ |
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【ラグネル】 ブリテンにある巨大な長城のことですよね ローマほどの人的資源がないと完成は困難な… |
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【アーサー】 だから俺は知る必要があると考えた ローマとログレスの因縁を |
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【マーリン】 ローマ本国内でブリテンの歴史が どのように伝わっているのかを |
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【アーサー】 そんななか、ローマより皇太子の留学を依頼され 俺たちのほうから交換留学を提案したのだ |
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【ノワール】 交換留学…! ルーシャスは…そうだ、交換留学生で── |
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【ラヴェイン】 隠すようなことではありませんが |
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【ラヴェイン】 ログレスからローマへの交換留学生は 私たち兄妹でした |
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【ラヴェイン】 ローマ大帝国の皇太子殿下と 一介の生徒会長では不釣り合いでしたがね |
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【ラヴェイン】 …継承者の発見、カレドニアの侵攻激化などで 留学を切り上げて帰国を余儀なくされました |
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【ラヴェイン】 帰路のロンディニウムで妹ともども 騒ぎに巻き込まれ── |
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【ラヴェイン】 色々が落ち着いた今日この頃 諸々の報告のために密会を設けたという流れです |
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【ノワール】 …ローマで、ユーサーの行いを知る者は…? |
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【ラヴェイン】 結論から申し上げれば 大陸でもそれを知る者には出会いませんでした |
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【ラグネル】 ………なに、それ…じゃあもう |
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【ノワール】 すべての真実を知るのは ルーシャスただひとりなのか── |
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【ギネヴィア】 ──すべてが妄言なのか、ね |
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