1章/メイン/G1001_おかわりプリンセス①2

孤児と美姫

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【エレイン】
私、子供がいまして──
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【(選択肢)】
  1. 大変なんだな…!?
  2. 誰かの子供を世話してるの?
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【ノワール】
た、大変なんだな…!?
いや、色々と事情があるのだろうけど…!
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【エレイン】
えっ、あっ、いえ、すみません
言葉足らずで、違うんです、そうではないんです
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【エレイン】
子供がいるのはそうなんですが
私が産んだ子供ではなくてですね…!
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【ノワール】
誰かから預かった子供?
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【エレイン】
わ、私の心が読めるんですか、先輩…!
完全に言葉足らずだったのに…
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【エレイン】
せ、先輩と、お話していると
とても…安心してしまいます
Block1end
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【エレイン】
…ローマの、孤児たちなんです
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【エレイン】
ロンディニウムから逃げ延びた子らで…
虐殺が起きたあの日に保護、して…
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【エレイン】
兄と私で…ログレスまで連れてきて
今は城下の孤児院にお世話になっています…
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【エレイン】
その孤児たちが、ぐずってしまって
「ロンディニウムに帰りたい」と
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【(選択肢)】
  1. 連れて行ってあげたいね
  2. 危険だ、ログレスにいてもらおう
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【ノワール】
連れて行ってあげたいね
なんとか
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【エレイン】
…はい。そうなんです
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【エレイン】
脅威は掃討されても、危険がないわけじゃない…
ましてや民間人…子供たち、ですから…
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【エレイン】
先輩のお手をわずらわせる気は、ないんです
なにか方法があれば…伺えればとは、思ってて…
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【ノワール】
危険だ、ログレスにいてもらおう
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【エレイン】
…そう、ですよね
危険…ですよね
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【エレイン】
先輩は、現実的ですね
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【ガウェイン】
ハナシは聞かせてもらったぜ
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【ラグネル】
ちょっとやめなさいってあんた
ほんとデリカシーとかないわけあんた
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【エレイン】
えと、ガウェインさん…、と、ラグネルさん…
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【ガウェイン】
ロンディニウムは今
学園の騎士たちが持ち回りで巡回してんだ
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【ガウェイン】
普通、円卓の騎士にまで
その仕事がまわってくることはねえが
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【ガウェイン】
俺が友達に頼めば、ねじ込めるぜ!
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【ラグネル】
なんかバイトみたいだね
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【ガウェイン】
すぐローマとぶつかんなきゃなんねえ
なるはやで──明後日でどーだ?
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【エレイン】
あ、あ、ありがとうございます…
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【ラグネル】
子供の涙の訴えは
断り切れないよねえ
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【ガウェイン】
当然だろ!
それに…礼はノワールに言いな
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【ノワール】
お、俺はなにもしてないだろ
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【ガウェイン】
俺とダチで、その子と知り合い
じゃねーとこの話にはなんなかった
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【ガウェイン】
お前がいるから
なんだぜ
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