1章/メイン/G1026_学園祭・当日E

尊敬しています

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【エレイン】
「なんと情けない!
道化しか下せぬとは!」
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【エレイン】
「ああっ、貴方(わたし)は見るに堪えない!」
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【エレイン】
「名乗り出てその体たらく
目も当てられない!」
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【エレイン】
「私が探すは、黒き楯の冒険を引き継ぐ者!
巨悪を断つ騎士様は何処(いずこ)か!?」
【(テロップ)】
王女は嘆く
不甲斐なき己を口汚く罵りながら
【(テロップ)】
世界を救う後ろ盾となるべく
奮い立つ勇敢な騎士に憧れを抱きながら
【(テロップ)】
王女は騎士のその背に手が届くのか
手を伸ばして良いのだろうか
【(テロップ)】
しかし目の当たりにしてしまった
【(テロップ)】
汚名にまみれ、装束を黒く染め切ってでも
戦場を這いずり続ける不屈の騎士を
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【マルディサント】
「姫、遅くなり申し訳ありません
お助けに参上しました」
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【エレイン】
「騎士様…こんな危険を賭してまで
どうして私なんかを助けてくださるのですか」
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【エレイン】
「臆病で…けれどみんなを助けたいと
望みばかりが果てしない、欲張りな私を」
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【マルディサント】
「貴方がその優しい望みを叶えるために
懸命に頑張っていることを私は知っています」
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【マルディサント】
「そんな貴方を私はお守りしたいのです」
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【エレイン】
「あなたが隣にいる。それだけでこの困難も
たやすく乗り越えていける気がします」
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【エレイン】
「ひとつ誓いを立ててもらえますか?」
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【マルディサント】
「なんなりと」
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【エレイン】
………あ、えっと
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【マルディサント】
姫…?
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【エレイン】
あの………、あ、の………
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【マルディサント (心の声)】
(…台詞、忘れやがったな…!)
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【マルディサント (心の声)】
(この流れじゃ
フォローも不自然だ、どーする…!)
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【エレイン】
………うまく、デキないことばかりです
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【エレイン】
うまく口にできません
自分の気持ちを、いつもいつも
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【エレイン】
ですが
飾ることなく述べるのならば
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【エレイン】
尊敬しています
騎士であるみなさんを
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【エレイン】
…私も、がんばりますから
貴方の背を見ながら──
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【エレイン】
その後ろに立って
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