1章/メイン/G1106_その横顔にシンパシー④E

大輪の花が似合う

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【ギネヴィア】
大輪の花が似合うと思うのよ
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【エレイン】
え?
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【ギネヴィア】
大女優、終演のお祝いには
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【エレイン】
…どのお花をいただけるんですか?
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【ギネヴィア】
端から端までぜんぶ、ぜーんぶ!
わたしの貧しい発想から出た贅沢な贈り物よ!
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【エレイン】
…見慣れた景色なんですよ
実は
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【ギネヴィア】
えぇえっっ!?そーなの?
ここ結構穴場かと思ってたのに!
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【エレイン】
だけど「全部私のもの」だと言われてしまうと
その気になってしまいます
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【エレイン】
素敵だなって思う人の言葉が
いつも私の景色を変えてくれる
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【エレイン】
その感じ…ちょっと痛快なんですよ
ありがとうございます、ギネヴィア様…!
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【ギネヴィア】
手紙に書いた言葉で会話してた子だったのにさ
いつの間にか──
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【ギネヴィア】
書かれた言葉、台本の台詞すら
自分のものにするようになってた
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【ギネヴィア】
あなた自身から出ている言葉に聞こえた
エレインがその人になっているような感覚
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【ギネヴィア】
胸が熱くなったの、すっごく
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【エレイン】
関わってくださる方が誰かひとりでも欠けたら
私は舞台に立てなかったと思います。それに──
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【エレイン】
舞台に上がるのが怖くなった時に思い出したのは
ギネヴィア様のことです
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【ギネヴィア】
わ、わたしがなに?
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【エレイン】
あの日の演説が
憧れの瞬間だったから
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