1章/メイン/G1126_聖杯探索最終戦⑥

傷

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	【グリーテン】 魔女が見出した巨人に喝采を
	【グリーテン】 人間、生まれつき才能差があるように 彼女は先天的に巨大な因子の力を秘めた稀なる者
	【ラシア・アスカロン】 共に生きた時、想いの強さ、覚悟の重み それが結ぶ絆こそＧＳ(ゲシュタルト・シフト)の力へと転化される
	【グリーテン】 天賦の才力を抑えていた彼女が 幼少からともにあった恩人とＧＳを果たせば…
	【グリーテン】 まさに──巨人が産み出せし力
	【ラシア・アスカロン】 この意味がわかりますか アロンダイト
	【ギネヴィア・アロンダイト】 学校で習ったことばかりに聞こえるけど…！
	【ラシア・アスカロン】 あなたはディナタンより 継承者とともにときを過ごしましたか？
	【ラシア・アスカロン】 あなたはランスロット卿より 継承者とともにときを過ごしましたか？
	【ギネヴィア・アロンダイト】 な、に…、言ってんのよ…！？
	【ラシア・アスカロン】 継承者があなた以外を選んでいれば もっと強き劔(つるぎ)が生まれたはずと言っているんです
	【ギネヴィア・アロンダイト】 わ、わ、わたし、以外を………？
	【グリーテン】 ネア、ねえ見てる？ネア──
	【ヴェルナルス】 継承者(きさま)は 手を取る(ゲシュタルト・シフトの)相手を誤ったのでは？
	【(選択肢)】 自分の選択に後悔などない！ ギネヴィアだから選んだんだ お前たちが決めることじゃない
	【ノワール】 自分の選択に後悔などない！
	【ヴェルナルス】 本当にそう言い切れるか？
	【ヴェルナルス】 次に機会が来れば──あるはずもないが 別の相手を選ぶかもしれないという可能性は？
	【ノワール】 ギネヴィアでなければいけなかった だから選んだんだ…！
	【ヴェルナルス】 それは個人的な執着ではないのか？
	【ヴェルナルス】 世界救済の責務を負う貴様が か弱き者を選ぶ理由が他とは思えんな
	【ノワール】 お前たちが決めることじゃない…！
	【ヴェルナルス】 言い切れぬと見える…自分の選択が正しかったと そして人は客観的に己を見られないものだ
	【ヴェルナルス】 貴様たちをハタから見た結果 間違った道を歩んでいるのではと言っているんだ
	【ギネヴィア・アロンダイト】 きゃああああっっ！？！？
	【ラシア・アスカロン】 強い人というのは香ります
	【ラシア・アスカロン】 誰にも侵されはしない臓腑があるという確信… それは自覚的には抑えられず、鼻につくんです
	【ラシア・アスカロン】 あなたにはそれがない
	【ギネヴィア・アロンダイト】 わたし、わたし、わたし、ノワール… あれ、わたしじゃ、だめ…だった…？
	【ノワール】 ギネヴィア！！
	【ヴェルナルス】 貴様たちの、負けだ
	【ラシア・アスカロン】 ！
	【エレイン】 あぁあぁぁああああぁぁあァッッッ！？！？
	【ギネヴィア・アロンダイト】 エ、レ、イン…………！？
	【ノワール】 エレイン！？！？
	【ラヴェイン・セクエンス】 エレイン！！
	【ギネヴィア・アロンダイト】 ………あ、あ、あ、あああああ…！？
	【ラヴェイン・セクエンス】 エレイン！エレイン！ああ…！ 私が行かせたばかりに…目を開けて、エレイン！
	【ヴェルナルス】 …始まったか
	【ノワール】 …！ なんだ、なにが起きた…！？
	【ガウェイン】 こっち見ろよ、師匠ォッ…！！
	【ラグネル・ガラティン】 狙いはなに！？
	【ヴェルナルス】 聖杯はこの先だ
	【ラグネル・ガラティン】 先に行った銀卓騎士団(シルバタブラナイツ)も心配だよ…！ 誰かの叫び声もする──なんか変だよ！
	【ガウェイン】 ここはいい！！ 行けよノワール、ギネヴィア！
	【ギネヴィア・アロンダイト】 で、でも、エレイン、エレインが、ああああ わたし…わたしが…！！
	【ラヴェイン・セクエンス】 お願いします、ノワール君…！ このままではエレインの行為が無駄になる…！
	【ラヴェイン・セクエンス】 妹のことは私に任せて 貴方がたは聖杯のもとへ…急いでください！
	【ラグネル・ガラティン】 ギネヴィア！！
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