ノワールたちは復帰したエレインを戦列に加え
ルーシャスを討つべくカレドニア城へ向かった
魔女に侵食されつくして変わり果てた
モルガンを死闘の末に打ち倒す
だが、ルーシャスはモルガンから彼女が持つ
魔女の力と知識をすべて手中に収めてしまう
戦いは決着が付かず、軍を返すことになったが
アーサーはモルガンの亡骸から聖杯を託された
モルガンを失った悲しみを抱えつつも
円卓の騎士たちは円卓の間に集う
…勝っても嬉しくねー喧嘩ばっかだ
終わりの余震とやらは過ぎ去ったと見るが
それを防ぐべく、騎士たちは疲弊…
ルーシャスはアーサーたちを見逃して去った、が
バルバロイ異常増殖による被害も大きく──
すべてきゃつの掌の上
踊らされているようにさえ感じるな
もともと分が悪ィんだよ
数も、環境も、最初からケタ違いだった
だがそれが戦というものだ
敵の内部を探り、主導権を握り、的確な策で…
あんたどっちの味方なんだよ！
島国の一王国と大陸の大帝国では
分が悪すぎると言ってるだけだ！
そーだよ！それ俺言ったんだよ！
なんだわかってんじゃねーか！クッソー！
だが、得るものも大きかった
勝利と
そして、聖杯ね
モルガンが『贈り物』と言っていたものが
それでしょうね
- 先生が遺してくれたのか？
- 偶然だろうか？
モルガン先生が遺してくれたのか？
ガラハッドを穢した聖杯は
魔女が吸収して持ち去った…
魔女と同化したモルガン先生が
最後の力を振り絞って遺してくれた、のかもね
偶然だろうか？
きっと、違うと思います
違うと思いたい
魔女と同化したモルガン先生が…
最後の力を振り絞って遺してくれたんです
それでどうするわけ、これから
ルーシャスの狙いも所在もわからない以上
ことを起こすのならば急がねばなりませんね
奪われたもの…多すぎるからね
魔女モルガンの膨大な力の共鳴により
バルバロイの増殖速度は以前の比ではありません
だが我らは聖杯を手に入れ…カレドニアを解放し
ブリテンの平穏をひとときだが勝ち取った
ギネヴィアが落ち着き次第…彼女の意志次第だが
聖杯による『聖域化』の備えを始める
『聖域化』？
わたしの意志次第、って何よ
バルバロイ全滅させられるんでしょ？
答えは決まってるわ
詳細は後日だ。ルーシャスの捜索は急がせる
お前たちは少しでも長く…休んでくれ
…ヘンなの
急げって言ってみたり休めって言ってみたり
ま。降誕祭ももうすぐだしね
休まなきゃもたないのも事実かな
ルーシャスは魔女すべての力を取り込んだ
奴自身のバイブスの力も相まって
モルガンを凌駕する力を得たとみて間違いない…
だが
死んでなるものか
癒す必要すらない場所にしよう
生き残り、死んだ者の遺志を継ぎ
…楽しい
学園にしていこう、みんな