大ッ嫌いだったわ
あなただけじゃない、すべてが
飾り立てられた王妃としてのわたし
おべっかとへつらいで溢れた学園生活
あなたがブッ壊してくれた
最初から
手を引いてくれたのはキミだ
居場所を失くした俺を救い
学園を引っ張り回し、戦場を引っ掻き回して…
気が付けば、ずっと
…にしし♪
――あなたに選んでもらえて
嬉しかった
最期まで、名前を呼んで
- ずっとそばにいてくれ
- キミとだから強くいられた
貴方の武器を、見つけて
貴方の武器を、見つけて
やっと見つけたんだ
うん
わたしも、そう
憶えたそばから
忘れていくとしても
心強かったんだ
キミの言葉が、キミの存在が
俺の本当の武器だった…！
わたしもそうよ…！
傷痕なら
遺せるだろうか
わたし、あなたに助けられてなかったら
こんなふうにおはなしできなかった…！
あなたはパパを弔ってくれた
故郷を救って、わたしと過ごしてくれた
全部現実、費やしてくれた時間は
ぜんぶあなたのなかに遺る本物だから
ひとつも失くしたくないのに
ひとつしか残せないのなら
選ぶことしか出来ないのか？
革命の劔を──
──遺すから。未来へ
にっしっし…♪
どうして、笑うんだ
さよなら、言いたくないもん
泣き顔でばいばいなんてヤダ
思い返したらいつでも笑顔になれるような
最高の思い出になるよ、わたし