1章/メイン/L1001_深層の記憶共有①

深層の記憶

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【(テロップ)】
ローマ対策班の活躍により
ロンディニウムはローマ軍から解放された
【(テロップ)】
一方、カーライル城での戦い以降
聖杯探索班は足踏みを余儀なくされる
【(テロップ)】
そんな中、ログレスでは
戦死者を弔うための国葬が行われ
【(テロップ)】
ノワール、ランスロット、ガラハッドの三人は
それぞれの思いを語り合う時を得たのだった
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【???】
奇跡とは呼べない
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【???】
聖杯は、あまねく願いを叶えるものにあらず
それは人間の都合の良い解釈に過ぎない
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【ノワール (心の声)】
(え──…?)
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【???】
(けが)れが満ちる地に産まれし武器
万象の力が宿る器──それこそが聖杯
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【???】
ゆえに観測者に選定されし者だけが
この地の浄化を義務づけられる
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【ノワール (心の声)】
(なにを、言ってるんだ…?)
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【???】
杯に溢れる武器たる力…それを
歴史に穢れが満ちしときにこの地へ注げば──
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【???】
歴史は
終わりの続きを往くことができる
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【ノワール (心の声)】
(…つまり聖杯を、しかるべきときに使えば
バルバロイによる終末を回避できる…?)
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【???】
しかし地の穢れ…浮き上がり切ってはいない
終わりはまだ遠い、まだ早い
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【???】
聖杯もまた、この廃都に封じられたまま
歴史上に現れるのもまだ先のこと
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【???】
ゆえに、ときが来たる前に
聖杯の力を──
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【???】
この地ではなく
ただひとりへと注ぎましょう
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【ノワール (心の声)】
(…!?)
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【???】
これは因果を捻じ曲げる行為
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【???】
武器たる因子を膨大に注がれたその者は恐らく
この歴史における特異点となるでしょう
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【???】
未来の観測者により
見出されるであろう歴戦の勇士──
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【???】
すなわち
──継承者となる
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【ニニアン】
これは妖精ニニアンの(とが)
(そそ)げぬ罪を(あがな)う宿命、継承者に刻むのみ
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【ニニアン】
その騎士道の歩みの末に
奇跡などありえない
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【ニニアン】
それでも貴方は──
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