妖精に帰結する
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【クレア】 血の繋がりが縁の結び目として それほど強い意味を持つとは思えないのだけど |
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【フィエナ】 え…? |
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【クレア】 質問してもいい?フィエナ あなたにとってガラハッドはなに? |
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【フィエナ】 ふ、深い質問だね… …家族、かなあ |
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【クレア】 じゃあ、そうね── 家族に言えないような秘密を孕むあなたはなに? |
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【フィエナ】 ………なんのこと? |
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【クレア】 あなたは 『擬似的な妖精の力』を宿している |
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【クレア】 妖精もどきがすべきこと── それは聖杯への案内だけ?ほんとうに? |
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【フィエナ】 ………、ほんとうだよ |
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【クレア】 質問を変えましょう |
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【(選択肢)】
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Block1_1 | |
【ノワール】 尋問のつもりか?クレア |
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【クレア】 秘密を語り合うものでしょう? 学生同士の旅行というのは。違う? |
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【クレア】 パズルのピースが足らないの 個人的感傷で隠しごとをされては困るのよ |
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Block1_2 | |
【ノワール】 ヴォールス、止めてくれ 探偵ごっこを続けさせる気か? |
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【ヴォールス】 ごっこ遊びをしているつもりはない 円卓の騎士として務めを果たそうとしているんだ |
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【ヴォールス】 聖杯を探し、妖精を守る我らの責務 『聖杯城の巫女』は守る価値があるか否か |
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Block1end | |
【クレア】 …! あれは… |
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【クレア】 間違いない ガラハッドの足跡だわ |
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【ヴォールス】 どうやらガラハッドは 『滅びた都』側の聖杯の封を目指しているようだ |
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【クレア】 私も本で読んだくらいで 詳しくは知らないのだけど |
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【クレア】 かの『滅びた都』は聖杯を安置し その力を授かることのできる聖なる都 |
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【クレア】 けれどユーサー王の治世の頃よりも遥か昔から その都は不可視の障壁で人を寄せ付けないという |
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【(選択肢)】
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Block2_1 | |
【ノワール】 不可視の障壁? |
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【クレア】 何処かに似ているとは思わない? 突破困難な壁、人を拒む場所といえば── |
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【ノワール】 ………ハドリアヌス・ウォール 聖杯城の前の城壁の… |
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Block2_2 | |
【ノワール】 人を寄せ付けない都がどうして滅びたんだ? |
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【ヴォールス】 順序が逆なのかもしれん 都が滅びた |
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【クレア】 なぜそんなことをする必要があったのか 謎は深まるばかりね。ただ── |
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【クレア】 その「人を拒む壁」は別の場所にも存在する 聖杯城を守るハドリアヌス・ウォール… |
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Block2end | |
【クレア】 この人智を超えた仕掛けは 文字通り人を超えた者の所業だと予想するわ |
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【フィエナ】 「妖精の仕業じゃないか」って言いたいんだ |
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【クレア】 聖杯を導く者、聖杯城で守られていた者 滅びた都が守っているもの、そのすべては── |
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【ヴォールス】 ──妖精に帰結する、ように思えるな |
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【クレア】 とすれば『滅びた都』の先に何が眠っているのか 先の質問はコレ。答えを持ってはいない? |
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【ノワール】 フィエナ… |
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【クレア】 質問に答えてくれれば賞品 『滅びた都の絵画』をプレゼント |
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【クレア】 ヴォールスが海賊仲間から貰った── もとい私が欲しいとねだった逸品よ |
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【フィエナ】 ………例えば自分の子供にね? |
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【フィエナ】 「貴方を育てるのに幾らかかったよ」とか 「大人になったら人生苦労しかない」とか |
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【フィエナ】 あんま言いたくないよね? |
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【クレア】 話の流れが見えないわ |
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【フィエナ】 今は…言えない。言いたくないことがあるの どう伝えればいいのかわからないことが… |
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【ノワール】 わかるよ …そんなことばっかりだった |
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【フィエナ】 ごめんね…、フィエナちゃんってば ノワールにフォローされてばっかりだ… |
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【クレア】 ぐらぐらと揺れる天秤…おもりは手のなか フィエナは今、自らを秤にかけているわけね? |
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【フィエナ】 …? 話が見えないよ? |
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【クレア】 言葉だけが答えではないわ、フィエナ 振る舞い…瞳の動きとその輝きが十分に語ってる |
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【クレア】 「騙る気はない。偽りたいわけでもない ただ時は、真実を明るみにするに至っていない」 |
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【フィエナ】 …うん。そう、だね |
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【クレア】 いいわ。誰もが謎を謎のまま守ろうとしている でもそれが利己的な願望でないことは解ったから |
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【クレア】 奇跡を待つのは 性に合わないけれどね |
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