1章/メイン/L1104_円卓・封印全開放2

ニニアンの夢

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【ニニアン】
(けが)れが満ちる地に産まれし武器
万象の力が宿る器──それこそが聖杯
【ニニアン】
ゆえに観測者に選定されし者だけが
この地の浄化を義務づけられる
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【ノワール (心の声)】
(聖杯は、みんなが思うような
願い事を叶える代物ではない…?)
【ニニアン】
杯に溢れる武器たる力…それを
歴史に穢れが満ちし時にこの地へ注げば──
【ニニアン】
歴史は
終わりの続きを往くことができる
【ニニアン】
しかし地の(けが)れ…浮き上がり切ってはいない
終わりはまだ遠い、まだ早い
【ニニアン】
ゆえに、ときが来たる前に
聖杯の力を──
【ニニアン】
この地ではなく
ただひとりへと注ぎましょう
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【ノワール (心の声)】
(そして俺は──…)
【ニニアン】
これは因果を捻じ曲げる行為
その者は必ずや歴史における特異点となる
【ニニアン】
すなわち
──継承者となる
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【ノワール (心の声)】
(誰かに、聖杯によって
継承者にさせられた…?)
【ニニアン】
これは妖精ニニアンの(とが)
(そそ)げぬ罪を(あがな)う宿命、継承者に刻むのみ
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【ノワール (心の声)】
(どちらにせよ継承者が聖杯を手にすれば
「終わりの続きを往く」ことができる…)
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【ノワール (心の声)】
(そう言っているはずなのに)
【ニニアン】
その騎士道の歩みの末に
奇跡などありえない
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【ノワール (心の声)】
(奇跡が、ありえない?)
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