1章/メイン/L1201_脚の枷

引きずり進む黄金の一歩

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【ノワール】
「最も(したた)かに、抜きん出ろ」
という言葉を覚えているか
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【ノワール】
あんたが俺に言った言葉だ
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【ノワール】
だけどどうやら俺は
そこまでの速さで走り抜けられはしない
【ニニアン】
継承者の任命を
【ニニアン】
その枷、与える者の名は?
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【ノワール】
妖精ニニアンは
継承者の資格をだと言う
【ブルーノ・ジョワイユ】
お前は真実を知ることになる
理不尽で受け入れがたい真実をな
【ブルーノ・ジョワイユ】
「世界を救う」という選択肢を
放棄するかもしれない
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【ノワール】
父さんは俺の歩む道を
理不尽な真実と言う
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【ノワール】
俺を継承者にしたのは、何故だ
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【ノワール】
強く頼もしい者で言えば
ブライアンだっていた
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【ノワール】
世界救済の希望となるなら
あんたのほうが相応しい
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【ランスロット】
ノワール
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【ノワール】
『妖精殺し』の汚名を被るくらいなら
父さん自身が継承者になればよかったはずだ
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【ランスロット】
お前が師匠に選ばれたんだ
聖杯がお前を継承者としたんだ
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【ノワール】
ギネヴィアもマーリンさんも消えた
アーサーも守れなかった
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【ランスロット】
俺も同じだ
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【ランスロット】
師匠がお前を継承者に指名した意図は
今となっては…俺にはわからない
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【ランスロット】
だが、俺は確信している
こうあって欲しいという祈りなのだと
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【ランスロット】
「強く生きて欲しい」という願いだと
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【ノワール】
………ああ
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【ノワール】
俺も、そうだと思ってた
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【ランスロット】
え…?
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【ノワール】
あんたに聞いたのは…
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【ノワール】
あんたも同じ気持ちなのか
確かめたかったからだ
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【ノワール】
抜きん出られるほどじゃない
だけどあんたと歩調を合わせて道を往きたい
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【(選択肢)】
  1. その決断の勇気がある
  2. 後進に道を拓くために
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【ノワール】
その決断の勇気がある
あんたと並び立つと決めたあの日から
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【ノワール】
どれだけ無力に打ちのめされようと
黒星を重ねようと、資格に相応しくなかろうと
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【ノワール】
それが最強騎士(あんた)の手を取った俺の責任だ
だから──
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【ノワール】
後進に道を拓くために
継承者としてGS(ゲシュタルト・シフト)を果たしたあの日から
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【ノワール】
つまずいたとしても止まれない
背を追う競争者が迫ってくる
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【ノワール】
追われる者は脚を進め続けなきゃならない
その最強騎士(あんた)の辛さが最近身に染みてわかった
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【ノワール】
王に忠誠を誓い、平和のために尽くし切る
気高き誇りを名乗りと上げる
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【ノワール】
それが騎士
俺たちこそが騎士
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【ランスロット】
そうだ、思い出せ
俺たちが目指した円卓の騎士とは
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【ノワール】
「世界平和を叶える聖杯を探し求め
その聖杯へ導く妖精を守る騎士」
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【ランスロット】
聖杯を見つけ、それは今お前の手のなか
妖精に代わるフィエナも守り切った
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【ランスロット】
円卓の騎士(おれたち)
聖杯探求を制したんだ
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【ノワール】
反撃に歩みを進める
道はまだ残ってる
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【ランスロット】
ふたりなら
脚の枷もひきずって進める
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