贈られた名は鎧
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【ノワール】 寒くないか? |
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【ガラハッド】 平気だ、これくらい |
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【ガラハッド】 雪というのは不思議なものだな |
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【ガラハッド】 雪は多くの不純物を含んでいるのに 美しい銀色に見える |
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【ガラハッド】 この街に来て、学園に入学して ガラハッドはたくさん人と触れ合った |
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【ガラハッド】 コルベニック城にいた頃は 他者とあまり触れ合うことなく |
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【ガラハッド】 お爺様の理想とされる 騎士となることだけを考えていた |
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【ガラハッド】 それ以外のことは不純なものだと思っていた |
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【ガラハッド】 でも、間違っていたのかもしれない |
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【ガラハッド】 他者と関わり、多くを学び吸収することで 白銀の輝きは増していくものなのかもしれない |
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【(選択肢)】
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Block1_1 | |
【ノワール】 ああ、きっとそうだよ |
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【ノワール】 現に初めて会った時よりも ガラハッドの瞳は輝いて見えるから |
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【ガラハッド】 …興味深いモノを見るとき 人は目を輝かせるとも言うしな |
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【ガラハッド】 だが…少し恥ずかしい そんなに目をキラキラさせていたか…僕は |
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【ガラハッド】 その…なんだ… お前に見られていたとは── |
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【ガラハッド】 でも、ちょっと嬉しくもある お前が僕を見てくれていたとは |
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Block1_2 | |
【ノワール】 まぁ、節度はあるだろうけどな 不純物は取り込み過ぎないようにしないと |
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【ノワール】 せっかくの綺麗な瞳をしているんだから 濁ってしまったらもったいない |
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【ガラハッド】 なっ…! |
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【ガラハッド】 お、お前はよくそういうことを 平気な顔で言えるな…!? |
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Block1end | |
【ガラハッド】 ………『ガラハッド』という名前、な? |
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【ガラハッド】 汚れを知らない生物は 過酷な環境で生きていけないというだろう |
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【ガラハッド】 もはや真意はわからないが もしかしたら… |
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【ガラハッド】 お爺様が僕に 最強騎士の幼名を与えたのは── |
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【ガラハッド】 幼く弱い僕を護る鎧として …だったのかもしれない |
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【ガラハッド】 「ランスロットみたく育て」という意味でなく… 生きかたを強いるわけでもなく── |
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【ガラハッド】 ──「ただ、強くあれ」と |
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【ノワール】 …やさしい、お爺さんだったんだな |
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【ガラハッド】 言葉足らずな、お爺様だ |
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【ガラハッド】 ………僕も知ろうとしなかった、問えなかった 勝手に解釈を先走った |
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【ガラハッド】 わかりあえた…はずだったのに |
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【ガラハッド】 ………少し、寒いな |
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【(選択肢)】
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Block2_1 | |
【ノワール】 大きな戦いも控えてる 風邪をひく前に寮に戻ろう |
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【ガラハッド】 …そうだな |
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【ノワール】 なにか温かい食べ物でも 用意されてるといいんだが |
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【ガラハッド】 ………そうだな |
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Block2_2 | |
【ガラハッド】 ………コートの金色もきっと 父君がお前を護るために纏った鎧なのだろうな |
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【ガラハッド】 …父君がお前たちを護るために纏ったコートを お前は模している………というのに |
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【ガラハッド】 今は………いいのか? |
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【ガラハッド】 僕を護ってくれるのか? |
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【ガラハッド】 僕で、いいのか? |
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Block2end | |
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