1章/メイン/L0101_アーサー、死への秒読み1

死への秒読み

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【アーサー】
往生際が悪いな。我ながら
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【ノワール】
(けが)れし血』の話を聞いた
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【ノワール】
穢れた血(あんた)は近く
バルバロイの王と化す」と
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【アーサー】
俺がアーサー・ペンドラゴンの名を背負うのは
どうしてだと思う?
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【(選択肢)】
  1. 『ペンドラゴン』は家名では?
  2. カッコ付けだと思っていた
  3. 父親から何か引き継いでいるから
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【ノワール】
『ペンドラゴン』は家名じゃないのか?
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【アーサー】
ならカッコ良くて良かったがな!
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【アーサー】
ギネヴィア・ペンドラゴンとか
物々しくて良さそうだ
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【アーサー】
…いいや、彼女は断るかな
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【ノワール】
カッコ付けだと思ってたよ
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【アーサー】
それもある
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【ノワール】
そ、それもあるのか…?
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【アーサー】
ハッタリきかせてみたいものだろう?
男の子なら
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【アーサー】
お前と同じだよ、ノワール
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【ノワール】
父親からなにかを引き継いでいるから
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【アーサー】
…ああ。そうだ
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【アーサー】
もとは父の二つ名なんだ
異名と言ってもいい
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【アーサー】
我が父
ユーサー・ペンドラゴン
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【アーサー】
彼から
継承していることを忘れないためだ
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【ノワール】
…罪
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【アーサー】
昔話になる
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【アーサー】
ユーサーは我が母イグレーヌと出会う随分前に
妖精を見つけた
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【アーサー】
まだバルバロイが現れ始めた頃…
その対処に追われ、各地を転々としていた頃だ
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【アーサー】
その妖精の名を『ニニアン』という
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【ノワール】
!?
妖精、ニニアン
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【アーサー】
ユーサーがバルバロイの脅威から
ニニアンを護るうち、ふたりは恋に落ちた
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【アーサー】
人ならざる者との恋
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【アーサー】
バルバロイという災禍に立ち向かうべく
異種族間で手を取り合う…理想的な形にも思えた
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【アーサー】
だが人と妖精の交わりは禁忌だった
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【ノワール】
禁じられていた…?
しきたりかなにかが原因で?
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【アーサー】
いいや
妖精とはそもそも不可侵な存在
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【アーサー】
万象の力を宿す聖杯に導く観測者たるべき者
極めて聖なる種であるべき存在
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【アーサー】
ゆえに人間と交わると均衡が崩れ
交わった人間側に穢れが降り注ぐのだ
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