アーサー側に付くこと選んだギネヴィア
その戦いに勝利を収めたノワールたち
彼女の死に際の言葉でノワールはディナタンが
自身の妹ではなく、アーサーの姉であると知る
混乱するノワールの前に、アーサーの姿をした
魔女が現れ、彼の言葉を代弁する
カムランの丘で待つ―
それぞれの選択の意味が明らかになる中
最後の決戦は、すぐそこまで迫っていた
…魔女から知らせがあった
「アーサーはカムランの丘で待つ」と
そこですべての決着をつけようと
とうとう、王自らのお出ましか
それと、多分兄さんもいる
さらに吉報なのか凶報なのかはわからぬが…
報せがひとつ
調査部隊から入った
いったいなんだ？
ブリテン全土にいたバルバロイが
一定方向に向かい始めている
一定方向とは？
おそらくカムランの丘に向かっていると
すべての力がカムランの丘に集まっていると…？
そのようだ
とにかくカムランの丘に来いってことか
カチ込む準備できてんだろうな？
- 戦うしかない
- 説得できるだろうか
ああ。もう…戦うしかない
…そうだな
もはや、それしか道は残されていない
…なぜ私には、戦う力がないんだ
今ほど悔しいと思ったことはない
義弟が道を誤ったのであれば
義兄がそれを正してやらねばならないのに
なんとか説得できないかな
兄さん？
あ？今更なに言ってやがる
ノワール様
私へのお気遣いであれば、不要です
私たちがアーサーを止めなければ
…それがアーサーにとって最善のことだから
しかし、継承者のキラーズはよいのか
気持ちの整理がついていないのでは？
私は…
私は…戦うだけです
兄さんの武器として
ディナタン…
そうか
ならば余はもうなにも言うまい
行こう…アーサーのもとへ
――カムランの丘へ