王と向かい合って
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【(ナレーション)】 アーサーとの決着をつけるため ノワールたちはカムランの丘へ向かう |
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【(ナレーション)】 その道中では、アーサーをひとりにしたくない ガウェインとラグネルが一行を待ち受けていた |
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【(ナレーション)】 激しい戦いの末、実の兄を討つガレス そしてラグネルもまたトリスタンらが討つ |
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【(ナレーション)】 アーサーとの決戦を目前に、マルディサントは ノワールの選択に怒りをぶつける |
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【(ナレーション)】 ディナタンはその気持ちに感謝しつつも ノワールと進む決意を改めて示したのだった |
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【アーサー】 誰ひとりとして継承者とキラーズに キズをつけることもできないとはな |
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【アーサー】 ランスロットとギネヴィア… 選ばれなかったことに理由はある、か |
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【アーサー】 そしてガウェインも… しかしガウェインはわかって逝った |
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【ノワール】 アーサー…どうしてこんな |
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【アーサー】 どうしてか 俺にも聞きたいことがあるよ |
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【アーサー】 どうしてお前はディナタンを選んだんだ? 我が姉を |
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【ノワール】 …姉だと知っていたのか |
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【アーサー】 そうだな、妖精の森が教えてくれたよ 我が父の過ち、妖精の願い。そのすべてを |
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【ディナタン】 妖精の、願い… |
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【アーサー】 ニニアンは妖精として世界を憂いていた だが、それ以上に母であった |
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【アーサー】 彼女が遺した消えぬ過ち それは正さなければならない |
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【ディナタン】 …ユーサーとニニアンの交わりの証 この、私を…? |
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【アーサー】 正すべきはお前だけではない |
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【アーサー】 ユーサーは我が母イグレーヌと結婚したこと… ──そして俺が産まれたことを悔やんだ |
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【アーサー】 それによりイグレーヌは 妖精を怨んで怨んで、死んだ |
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【アーサー】 ディナタン…お前だけではない 俺という存在も伝説が産んだ過ちがひとつ |
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【アーサー】 バルバロイを滅するにはGSが不可欠であり GSのせいで聖遺物化や忘却を避けられない世界 |
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【アーサー】 そのいたちごっこもまた同じく 伝説が産んだ過ち |
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【アーサー】 ニニアンの…母としての心もわからないではない 禊を果たさんとしたことも |
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【ノワール】 禊…? |
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【アーサー】 だがこれ以上 望まれぬ子が産まれぬためにも |
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【アーサー】 弾劾すべきなのだ |
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【アーサー】 不確かな伝説にすがり 刹那的な平穏を求めることを |
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【アーサー】 忘却が罪となる世界を 喪失を余儀なくされる歴史を |
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【アーサー】 GSに頼り、妖かしにほだされ 犠牲の上に遺される記憶に価値があるのかと |
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【アーサー】 いちばん大切な存在に献身を強いようとする その選択になんの疑問も抱かないのかと |
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【ノワール】 なにを言って――… |
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【アーサー】 そうだ、お前はなにも知らない なにも知らないから、美しい伝説を愛せる |
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【ディナタン】 あなたがしなければならないことですか…!? あなたが愛した学び舎を壊してまで! |
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【アーサー】 俺でなくてはならないんだ |
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【アーサー】 妖精ニニアンと交わった父ユーサーが 俺に遺した血の穢れ──呪いがあればこそ |
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【アーサー】 その呪いが俺を蝕むその前にせめて… |
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【ノワール】 ユーサーが遺した、呪い──…? |
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【アーサー】 ノワール…お前が選んだこの運命で それを語る由はない |
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【アーサー】 継承させはしない |
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【アーサー】 誰かの犠牲と伝承で 成り立つ世界を |
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