1章/メイン/G1209_キャメリアード電撃戦④

ヴェルナルスとの別れ

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【ラシア・アスカロン】
キズさえ癒えれば負けない──…!
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【ラシア・アスカロン】
叔父様は負けてなんかない…!
スノードンでのキズが癒えてないだけ
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【ヴェルナルス】
もういいラシア
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【ヴェルナルス】
…弟子に、手心を加えられたか
急所は外れている…
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【ヴェルナルス】
つくづく、甘い
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【ラシア・アスカロン】
…叔父様譲りです
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【ヴェルナルス】
武器はもう…握れそうにない、が…
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【ラシア・アスカロン】
帰りましょう、叔父様
カレドニアに戻れば──
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【ヴェルナルス】
キズを負い、戦えぬ者を、傍に…置くほど
ルーシャス様は寛大なお方ではないよ
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【ヴェルナルス】
ここにいたところで
いつか魔女がかぎつけるだろうが…
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【ラシア・アスカロン】
だとすれば、だとすれば私たち…!
どこへ行けばいいんです…っ、叔父様!
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【ヴェルナルス】
お前の決断を、呪縛にしてしまったな
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【ラシア・アスカロン】
いいえ、いいえ…!!
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【ヴェルナルス】
私のわがままに、付き合わせて、しまった…
自らの選択で…好きに生きて欲しかった、ラシア
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【ラシア・アスカロン】
わがままなんかじゃありません
私は、私の選択で…!
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【ヴェルナルス】
今より、私の命が尽きるまでは、せめて………
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【ラシア・アスカロン】
叔父様の、命が、尽きるまで…
私の、力が…この手にあるまで…!
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【ラシア・アスカロン】
…なにも報われずとも、私は
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