彼は優しすぎたから
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【マーリン】 どこまでお話ししたでしょうか |
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【マーリン】 そう――王家の血は穢れていると |
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【マーリン】 アーサー様は愛している 王として、この国に生きる民を。若者を |
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【マーリン】 だからきっと、許せないのです 伝承に縛られ、自己犠牲を強いる世界を |
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【マーリン】 そしてなにより、己の体を巡る血を |
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【ノワール】 ルーシャスやモルドレッドに言わせれば 甘っちょろい奴だって |
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【マーリン】 …そうかもしれませんね |
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【マーリン】 若者は戦地になど行かずに 年相応の生活を――青春を謳歌すべきだと |
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【マーリン】 そんなことを仰るくらいですから |
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【(選択肢)】
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【ノワール】 アーサーの考えは素敵だと思う 本当にそうできたら、どれだけ幸せか |
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【マーリン】 はい、私も同じ気持ちです |
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【マーリン】 あの方はお優しい お優しすぎたからこそ… |
| Block1_2 | |
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【ノワール】 そういうアーサーは… 青春を謳歌できたんだろうか |
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【マーリン】 あの方の人生はバルバロイとの戦いで始まり 今もなおバルバロイとともにあります |
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【マーリン】 私の前で弱音を吐いたことなどありませんが 心の奥底ではきっと… |
| Block1end | |
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【マーリン】 でも、買い食いしてるあの方は いつもとても楽しそうでした |
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【マーリン】 それだけが私の救いです |
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【マーリン】 …これ以上は止めましょう |
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【マーリン】 あの方もそれを望まないでしょうから |
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