1章/コミュ/x0401_トリスタン_ランクアップ3_3

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【ノワール】
最後は…この棚か
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【ノワール】
よし、片付け終わりっと
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【トリスタン】
本の返却、終わった?
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【ノワール】
ああ、終わったよ
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【トリスタン】
そう
じゃあこれで解散ってことで
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【ノワール】
そんなつれないこと言うなよ
どうせなら一緒に寮まで…ん?
【女子生徒A】
う~ん、ないなぁ
どうしよう
【女子生徒B】
クリスさんもディンドランさんも
ふたりそろって留守だしなあ…
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【ノワール】
あの子たち、なにか困ってるみたいだな
行ってみよう
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【トリスタン】
本気?
お節介にもほどがあるよ、キミ
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【ノワール】
お節介かどうかは
聞いてみなきゃわかんないだろ
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【ノワール】
ほら、トリスタンも行こう
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【トリスタン】
ちょっと!
ボクを巻き込まないでほしいんだけど…
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【ノワール】
どうかしたのか?
困ってるみたいだけど
【女子生徒A】
あっノワールくん!
トリスタンくんも!
【女子生徒B】
ビックリした~!
君たちも大図書院来てたんだ
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【ノワール】
ああ、まあ…
ちょっと課題をやりにな
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【トリスタン】
それは今関係ないでしょ
そっちこそなにしてるの?
【女子生徒A】
魔獣学の授業の参考用に本を探してるの
『ドラゴンと人の交わり』っていうんだけど
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【ノワール】
『ドラゴンと人の交わり』?
【女子生徒A】
大昔ね
人間は巨大なドラゴンと共存していたんだって
【女子生徒A】
そのことについて記された本なの
【女子生徒B】
山ほどの大きさのドラゴンなんて
ホントにいたのかしらね~?
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【ノワール】
ブレイズ先生が自慢してた気がする
「前に巨大なドラゴンと戦ったことがある」って
【女子生徒B】
ウッソだぁ~!
ぜったい盛ってるよ~!
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【ノワール】
「人からの畏怖の念が少なくなるにつれ
ドラゴンの体は小さくなっていった」
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【ノワール】
「しかし、わずかじゃが、まだ世界のどこかには
大きな体と高い知能をもつ竜が生きておる」
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【ノワール】
…とも言ってた
【女子生徒B】
はい、ウソ確定~
高い知能をもったドラゴンなんていません~
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【トリスタン】
あのさ。脱線はそのへんにしておこうよ
魔獣についての本の棚にはなかったんでしょ?
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【トリスタン】
じゃあ、民俗学について書かれた本の棚は?
それらしき記述があるかもしれないよ
【女子生徒A】
民俗学?
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【トリスタン】
本当に巨大なドラゴンが存在していたのなら
生活や文化にも影響を及ぼしてるんじゃないかな
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【トリスタン】
あとは、本が貸出中だったとも考えられるね
返却棚を見てみたら?
【女子生徒B】
なるほど~、そっちのセンは考えてなかった!
ねえ、行ってみようよ!
【女子生徒A】
賛成!トリスタンくん、ありがとうね
ノワールくんも!
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【ノワール】
なんとかなるかな
うまくいくといいよな、トリスタン
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【トリスタン】
別に、ボクには関係ないし
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【ノワール】
とかなんとか言って
さらっとアドバイスしてたじゃないか
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【ノワール】
そういえば、さっきは俺にも
詩の作りかたのアドバイスをしてくれたな
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【ノワール】
ありがとう
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【トリスタン】
しつこいな
嫌いだって言ったでしょ、握手
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【トリスタン】
まあ、彼女たちの勉強がはかどるといいね
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