1章/コミュ/x0401_エクセリア_ランクアップ9_2

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【エクセリア】
気を遣わせてしまったみたいね
ありがとう、ノワール
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【エクセリア】
よかったら、聞いてくれる?
このあいだの話の続き
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【(選択肢)】
  1. 聞かせてほしい
  2. いいのか?
  3. 心の準備ができていない
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【ノワール】
聞かせてほしい
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【エクセリア】
そんなにかしこまった態度をされると
緊張しちゃうわね
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【ノワール】
はぐらかさないでくれ
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【エクセリア】
…ごめんなさい
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【ノワール】
いいのか?
俺なんかに聞かせてくれるのか?
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【エクセリア】
ええ
あなたに聞いてほしいの
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【ノワール】
わかった
ぜひ聞かせてくれ
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【ノワール】
えっ!?
まだ心の準備ができていない…
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【エクセリア】
そう
それならいいわ。さようなら
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【ノワール】
ちょ、ちょっと待って!
冗談だよ冗談
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【エクセリア】
………
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【エクセリア】
私、とある研究施設にいたの
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【ノワール】
いったいなにを研究していた施設なんだ?
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【エクセリア】
わからない
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【エクセリア】
いいえ、今ならなんとなくわかるわ
兵器…武器、というのが正しいかしら
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【エクセリア】
毎日のように見たこともない薬を飲まされ
体液を取られ、身体を調べられた
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【エクセリア】
施設に入れられる前の記憶はない
施設にいたときの記憶もあまりないけれど
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【ノワール】
………
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【ノワール】
どうやってその施設の外に出たんだ?
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【エクセリア】
あるとき施設内に怒声と悲鳴とが響き渡った
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【エクセリア】
そしてそれはなにかが爆発したような轟音を境に
ぴたりと止んだの
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【エクセリア】
私は走ったわ
風の吹いてくる方向を目指して
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【エクセリア】
逃げたかったか、怖かったか、嬉しかったか
そのときの感情は覚えていない
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【エクセリア】
どれだけ走ったかも覚えていないけれど
私は走って走って、走り続けて…
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【エクセリア】
いつの間にか眠ってしまった
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【エクセリア】
そして目覚めたとき
私はアダンに背負われていた
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【エクセリア】
あのときの声の優しさと
背中の広さは今でも忘れないわ
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【ノワール】
アダンがキミを助けてくれたのか
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【エクセリア】
ええ。でも…ふふっ
この続きは笑わないって約束してくれる?
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【ノワール】
もちろん
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【エクセリア】
その頃の私は記憶だけでなく
常識もなくてね
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【エクセリア】
空腹に耐えられなくなって
そのあたりに生えている草を食べたの
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【(選択肢)】
  1. それは驚くよ
  2. どんな味だった?
  3. 食べられる草もある
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【ノワール】
アダンもそれはビックリしただろうな
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【エクセリア】
えぇ、最初はなにをしているのか
飲み込めていなかったわね
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【エクセリア】
しばらくして
我に返ったアダンに全力で止められたわ
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【ノワール】
そりゃそうだ
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【ノワール】
どんな味だった?
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【エクセリア】
さあ?
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【エクセリア】
そのときは「おいしい」だとか「まずい」なんて
感覚は持ち合わせていなかったと思う
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【エクセリア】
あっ。今は大丈夫よ?
五味はちゃんと理解してる
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【ノワール】
そ、それを聞いて安心したよ
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【ノワール】
食べられる野草ってのも珍しくないけどな
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【エクセリア】
私も花について調べているうちに
そのことを知ったわ
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【エクセリア】
昔の私がこのことを知っていたら
とても役に立ったと思う
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【ノワール】
食べられる草だけを食べれたのにって?
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【エクセリア】
そうすればアダンも驚かなかったかも
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【ノワール】
いや、草を食べてることに
変わりはないだろ
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【エクセリア】
ふふっ、たしかにね
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【エクセリア】
そのあと私はアダンとコルベニック城に行き
そこで色々なことを教わった
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【エクセリア】
「少しずつ普通になっていけばいいんだ」
ってこともね
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【ノワール】
少しずつ普通になっていけばいい、か
素敵な言葉だな
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【エクセリア】
私には記憶がない
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【エクセリア】
でも、だからこそ
みんなが持っている記憶の大切さを理解している
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【エクセリア】
みんなの記憶を守ってあげたいの
アダンとともに
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【エクセリア】
あなたたちとともに
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【ノワール】
ああ
…ああ!
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【エクセリア】
たとえ聖遺物化して
みんなが私のことを忘れてしまうとしてもね
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【ノワール】
俺は忘れないよ
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【エクセリア】
えっ?
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【ノワール】
勿忘草
このあいだお墓に供えただろ?
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【エクセリア】
えぇ
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【ノワール】
勿忘草の花言葉を調べたんだ
「私を忘れないで」なんだってな
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【ノワール】
これ
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【エクセリア】
花の種?なんの花?
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【ノワール】
俺は憶えておくから、エクセリアのこと
だからそんな顔するな
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【エクセリア】
俺は憶えておくって…
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【ノワール】
決めたから
なにがあってもキミのことを憶えておくって
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【エクセリア】
あなたを信じるわ
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