あれは…
人が倒れています！
助けてあげないと！！
待て！
あの鎧…カレドニア兵士のものだ
どうやらまだ息はあるようだけど…
どうするの？
助けましょう！
私は助けてあげたい…！
- 気が進まない
- 放ってはおけない
- リリアーナはここにいるんだ
見捨てるというわけではないけど
助けるのは、ちょっと気が進まないな
そんな…！
ひどいです、ノワールさん
リリアーナの気持ちはわかるよ
でも、敵兵だし…
私は行きます！
賛成だ。カレドニア兵とはいえ
傷ついている人間を放っておくわけにはいかない
甘いのね
あなたも、リリアーナも
よく言われるよ、昔から
ありがとうございます、ノワールさん
急ぎましょう、手遅れになってしまう前に
俺が様子を見てくる
リリアーナとクレアはここにいてくれ
わたしは大丈夫よ
ついていくわ
万が一のことがある
リリアーナを守ってやってくれ、クレア
そういうことなら
おふたりともありがとうございます
でも、私のことなら心配いりません！
熱がある…呼吸もかなり乱れていますね…
このままここに放っておいたら
危ないわね
うっ、う～ん！
お、おい、リリアーナ
なにをするつもりなんだ？
この近くに洞窟があったはずです
いったんそこに避難させてあげようと思って
でも、その人は…
敵だとか味方だとか、そんなの関係ありません！
私たちが今やっつけなきゃならないのは
バルバロイのはずです
人間同士で争いあうなんて、おかしいです！
俺が運ぶよ
ふたりはこの人の荷物を頼む