デバッグ用
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【フレン】 いたいた!ラシアにノワール! さがしたんだからーっ! |
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【ノワール】 フレン?どうしたんだ、突然 |
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【フレン】 カレドニア城の近くまで行ったって 聞いたよ! |
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【フレン】 私、我慢してたのに! 私だってローラのところに飛んでいきたいのに! |
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【フレン】 どうして私にも声をかけてくれなかったの!? |
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【ノワール】 ごめん、俺が悪いんだ 俺がラシアを誘ったんだ |
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【フレン】 ローラのこともそうだけど ふたりのことも心配したんだから! |
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【ラシア】 フレン… |
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【ノワール】 よく我慢してるよな、フレン |
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【フレン】 待ってるって約束したからね ローラが帰ってくる場所を守っておかないと |
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【ラシア】 ローラが帰ってくる場所? |
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【フレン】 そう!学園でもローマでもなくって 私がいるところがローラの家! |
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【フレンの友人】 フレン、そろそろ行くよー |
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【フレン】 …あれ?もうそんな時間か |
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【フレン】 ふたりともごめん! またあとでね! |
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【ノワール】 フレンは相変わらず元気だな |
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【ラシア】 …カラ元気だと思います ローラと離れ離れで、気が気じゃないはず |
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【ラシア】 わかるんです 昔からの友達だから |
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【ノワール】 たしかに…ちょっと寂しそうだったかも |
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【ラシア】 でも、羨ましいな フレンとローラの絆 |
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【ノワール】 …というと? |
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【ラシア】 ふたりは血の繋がった双子で お互いがお互いを支え合っています |
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【ノワール】 ラシアとヴェルナルス先生だって 同じだろ? |
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【ラシア】 ヴェルナルス様は強いお方だし ローマの大将軍という立場もあります |
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【ラシア】 フレンやローラの関係とは やっぱり違いますよ |
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【(選択肢)】
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Block1_1 | |
【ノワール】 学園でキミを見かけたときに見せた優しい表情 敵地にいながらも手紙を送ってくれた想い |
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【ノワール】 先生が ラシアの支えがあってこそだと俺は思う |
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【ノワール】 だから、ラシア。 キミはもっと自分の価値に自信をもっていい |
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【ラシア】 …自信を、もつ |
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【ノワール】 そう 先生が戻ってきたときに叱ってやるくらいね |
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Block1_2 | |
【ノワール】 そう、先生が言ったのか? |
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【ノワール】 ラシアは先生のことになると 一歩も二歩も身を引いちゃうだろ? |
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【ノワール】 俺にはそれが 先生を遠ざけて、距離を取ってるように思える |
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【ラシア】 遠ざける…?距離…? |
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【ノワール】 だから先生もキミとどう触れ合えばいいのか 迷ってるんじゃないかな |
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【ノワール】 キミと先生とは家族みたいなものなんだから なにも遠慮することはないんだよ |
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Block1_3 | |
【ノワール】 ラシアに こんな寂しい想いをさせるなんて! |
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【ノワール】 ヴェルナルス先生はたしかに強いかもしれない でも、これは許せないな! |
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【ラシア】 ノワール… ヴェルナルス様を悪く言わないでください… |
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Block1end | |
【ノワール】 ずっと思っていたんだけどさ キミはなにをそんなに遠慮してるんだ? |
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【ラシア】 前にヴェルナルス様に助けられたって 言いましたよね? |
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【ノワール】 あぁ、確か家が経営難になって お金と引き換えに売られそうになったって… |
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【ラシア】 両親が借金の返済に追われて 寝る暇もないほど忙しくしていたとき |
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【ラシア】 ひとりの男がやってきて こう言いました |
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【ラシア】 「ワタシのもとで働きなさい 借金なんかすぐに返させてあげるよ」 |
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【ノワール】 人買いか…ひどい奴がいるもんだな |
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【ラシア】 そうですね。しかも、あとから聞いた話では |
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【ラシア】 同業者にすら 敬遠されていたみたいです |
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【ノワール】 とんでもない奴らじゃないか それで、そのあとどうなったんだ? |
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【ラシア】 父と母は断ってくれました 愛する子供を売るなんて、絶対にごめんだって |
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【ラシア】 でも、それからも経営は苦しくなる一方でした ついには食べるものにも困るようになって… |
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【ラシア】 だから、次に人買いの男が現れたとき 私は自分から彼について行ったんです |
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【ノワール】 両親には黙って? |
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【ラシア】 はい…人買いの馬車に揺られながら 私は両親とこれまでの自分に別れを告げました |
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【ラシア】 ポケットに入っていた髪留め、 大事にしてた綺麗な石、よく食べていた飴… |
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【ラシア】 最後は履いてた靴も投げて… なにもかもを捨て去りました |
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【ノワール】 …靴まで? |
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【ラシア】 はい、靴まで |
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【ラシア】 連れて行かれた先には 私と同じように買われた子供たちがいました |
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【ラシア】 その子たちは周りにいた大人たちに ひどい暴力を振るわれていて… |
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【ラシア】 私は絶望のあまり泣き出しそうになるのを ただ必死にこらえていました |
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【ノワール】 そこに駆け付けたのが ヴェルナルス先生だったんだな |
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【ラシア】 その通りです。たったひとりで、 身の危険も顧みず助けに来てくれました |
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【ラシア】 なんでも両親の苦境を知ったヴェルナルス様が 私の家の様子を見に来られて |
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【ラシア】 そこで事情を聞いたそうです |
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【ノワール】 いくら親戚とはいえ、ずいぶん無茶したなぁ 先生らしい気もするけどさ |
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【ラシア】 本当にそう思います ほんの数回しか会ったことがなかったのに |
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【ラシア】 そんな私のために、命がけで… |
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【ノワール】 そのあと、家には帰らなかったのか? |
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【ラシア】 子供の私が帰ってもお金がかかるだけで なにも力になれない…そう思ったので |
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【ノワール】 それでヴェルナルス先生に ついて行くことにしたのか |
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【ラシア】 はい。両親に事情を説明したうえで しばらくは自分が預かると言ってくださいました |
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【ノワール】 聞けば聞くほどすごい男気だな… 誰にでもできることじゃない |
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【ラシア】 私はヴェルナルス様に、一生をかけて 返さなければならない恩があるんです |
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【ラシア】 そんな私が自分から歩み寄るだとか 家族だと思うだなんて、おこがましい… |
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【ノワール】 …それなら聞いてみよう なんてったって先生なんだから |
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【ノワール】 わからないことは教えてくれるはずだ |
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