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【リアム】 今日はここまでにしておきましょうか ノワールさん、お疲れ様でした |
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【ノワール】 …なあ。本当に黒牙団を 放っといていいのか、リアムさん? |
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【リアム】 今の私には関係のないことです |
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【ノワール】 その割にはすっきりしてない顔だな |
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【ノワール】 本当は気になってるんだろ? 昔の仲間や黒牙団のこと |
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【リアム】 気になっていないと言えば嘘になります しかし、今の私は司祭のリアムです |
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【リアム】 黒牙団のリーダーだった あの頃に戻るわけにはいかないのです |
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【ノワール】 うーん… そもそもリアムさんはどうして司祭に? |
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【ノワール】 やっぱり、先生に憧れたからか? |
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【リアム】 そうですね それが一番大きな理由でしょう |
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【リアム】 当時、教会には多くの人が訪れ 先生に悩みを相談していました |
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【リアム】 そのなかには私と同じように世の中を憎み 自暴自棄になっている者もいましたが |
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【リアム】 先生はそうした人たちとも粘り強く 対話を重ね、最後には立ち直らせていました |
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【ノワール】 それは…すごいな 俺なんて話を聞くだけでも大変だったのに |
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【リアム】 先生はよくおっしゃっていました |
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【リアム】 日々愛情をもって丁寧に接すれば 必ず相手は応えてくれる |
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【リアム】 相手が人間であろうと植物であろうと それは変わらない |
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【リアム】 大切なのは他者に寄り添う心なのだと |
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【リアム】 口で言うのは簡単ですが 誰にでもできることではありません |
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【リアム】 それでも、私ならきっとできると 先生はそう言ってくださいました |
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【リアム】 その言葉を聞いて 私は司祭になることを決意したのです |
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【(選択肢)】
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Block1_1 | |
【ノワール】 きっと喜んでいるだろうな、先生は |
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【ノワール】 リアムさんが自分と同じ道を進んでくれたこと …いや、リアムさんが更生してくれたことを |
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【リアム】 …そう、だといいのですが |
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Block1_2 | |
【ノワール】 じゃあ、そのあとは 黒牙団の仲間とは会ってないのか |
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【リアム】 ええ ほとんどの者の行方が知れません |
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【リアム】 私が言えた義理かはわかりませんが… 生きていてくれることを願っています |
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Block1end | |
【ノワール】 けど、寄り添う心が大事なら 昔の仲間に寄り添うことも必要じゃないか? |
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【リアム】 そういう考えかたもあるかもしれません しかし、今回ばかりはできないのです |
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【リアム】 あれは、司祭見習いになって しばらく経った頃のことでした |
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【リアム】 私と先生は備品の補充をするために 街に出ていたのですが |
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【リアム】 その場面を、かつて黒牙団を襲った 傭兵のひとりに見つかってしまったのです |
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【リアム】 その傭兵はナイフを片手に 私に背後から襲いかかってきました |
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【リアム】 隣にいた先生はいちはやく それに気づき、とっさに私をかばって… |
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【ノワール】 …そういうことだったのか |
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【リアム】 私が黒牙団のリーダーなどしていなければ 先生が亡くなることもなかったでしょう |
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【リアム】 あのような悲劇を繰り返さないためにも 私は過去と決別しなければならないのです |
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【ノワール】 別にさ 昔に戻らなくてもいいんじゃないか? |
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【リアム】 え? |
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【ノワール】 黒牙団のリーダーとしてじゃなく 司祭のリアムとして街の人や昔の仲間を助ける |
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【ノワール】 そういう考えかたもあると思うんだ |
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【リアム】 それはつまり、先生のように 黒牙団を騙る者たちを説得して改心させろと? |
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【ノワール】 それができれば一番いいけど やりかたは他にもあると思う |
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【ノワール】 今のリアムさんにしかできないやりかたがさ |
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【ノワール】 大事なのは先生の遺志を継ぐことであって やりかたは違ってもいいんじゃないかな |
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【リアム】 今の、私にしか… |
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【リアム】 ノワールさん。酒場へ行こうと思うのですが ご同行いただいてもよろしいですか? |
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【ノワール】 もちろんだ |
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