ディナタン！！
！！
来たわね。ちょうどよかったわ
今から私の診断を伝えるところよ
診断…ディナタンの容態はどうなんだ？
身体に異常は見られないわ
喉も見たけど、とくに腫れた様子もない
むしろ健康そのものね
声が出ない！？
なんだってそんなことに…
それがわかんねぇんだよ
いったいどうなってんだ！？
街の外にバルバロイをぶっ倒しに行くまでは
なんともなかったってのに
身体に問題が無いとすると
原因は他にありそうだけれど…心当たりはある？
そう
なら、私にできることはないわね
！
なんだよそれ！いつもみたいにヤクソーで
チャチャッと治してくれよ！！
私も万能ではないの
原因がわからなければ対処のしようがないわ
そんな…
ディナタン…
- 励ます
- 悔しがる
ディナタン、心配するな
俺が必ずなんとかしてやるから
そう大きな口を叩かないほうがいいんじゃない？
お前は現状をほとんど理解していないのだから
それはそうだけど…
けど…なにも言わないのも違うだろ
…まぁ、それもそうね
………
クソッ…俺が目を離したばかりに…！
責任を感じるのは勝手だけれど、なにもかも
お前が背負えばいいというものでもないわ
彼女はもうＧＳを果たした
立派な戦士なのだから
そうだよ。それに…
ンなこと言ったら、一番ふがいねぇのはアタシだ
アタシがもっとちゃんと
ディーナのことを守ってやれりゃあ…！
マルディサント…
ディーナ…とにかく今はゆっくり休めって
準備のほうはアタシがバッチリ進めとくからさ
………
大丈夫だって。開催までまだ時間は残ってる
必ずなんとかなるから
準備…開催…？なんの話だ？
あ、オニーサンいたんだった
いるよ。ずっと、いるよ
あー、えっと…参ったな。どうすっかな
まだタイミングじゃねぇんだけど…
？？？
ディナタンさん！
声が出なくなったって本当ですか！？
エレイン！
――！―――！！
…！その様子、本当に声が――…
そんな――…
ディーナのことは少し休ませようと思ってる
で、この先のことは――
…ディナタンさんの想いを止める訳にはいかない
大丈夫です。私に任せてください！
…！
ディナタンさんが休んでる間、私がしっかり
コンサートの準備をやり抜いてみせます！
～～～！！！
あ、バカ！
それはまだオニーサンにはヒミツで――
え
………
…先輩、いたんですか
いたよ。ずっと、いたけど…
コンサートって？