数日後
ふう～…
今日も円卓のお仕事がんばったな～♪
働いた後はお腹が減るな！
もういっくらでも食べられるぞ！
リオネス…
- ありがと～♪
- ごめんな
リオネス、ありがと～♪
一緒に頑張ってくれて
当然だ！あたしはガレスのキラーズだからな
そしてキラーズである以前に
あたしはガレスの親友だからな！
リオネス、ごめんな
わたしのワガママにつきあわせて
ワガママ？そんなのに付き合った覚えはないぞ
だって、ガレスがしたいことが
あたしのしたいことだからな！
リオネス…！
一緒に見返してやろう！
円卓の騎士のみんなを
そのためにも…
とにかく今は、お腹いっぱいにしたい！
ガレスが作ったご飯をいっぱい食べたら
円卓の騎士もびっくりの働きができそうだ！
ふふふ。そう言うと思って
コック長に言って厨房を借りたんだ～♪
美味しいご飯をたっくさん作るな♪
やった～！肉！肉！
ガレス
ん？ランスロット、わたしになにか用か？
用というか…――
いや、その前にこの臭いは…
…リオネス、それはなんだ…？
ステーキ串！ガーリックソースたっぷり！
食べるか？
い、いや、結構だ。それよりガレス
バイブス学の課題が未提出になっているが…
………あ～！
その顔は忘れていたな
きれいサッパリ！
…円卓の騎士は生徒の手本であるべきだ
学業を疎かにするのは感心しない
なにより、お前は円卓の騎士である以前に
キャメロット学園の生徒だ。それを忘れるな
たとえ見習いであっても…
いや――見習いだからこそ、な
はい…
…お前が円卓の任務を頑張っていることは
もちろん知っている
おかげで他の者が遠方での任務に
専念することができ、感謝もしている
ランスロット…
だが…少し頑張り過ぎているようにも見える
無理をしていないか、と
無理なんて――…
急いで証を立てようとしなくてもいい
誰が何と言おうと、王が認めたのなら
お前は立派な円卓の騎士だ
…うん。わかってる
わかってるんだ。でも――
…ガウェインに反対されたことが
そんなに引っかかるのか？
…引っかかりまくりだ
最初に会ったときは
向こうからグイグイ来たくせにさ
わたしが近くに行こうとしたら
急に厳しくなるなんて…勝手だ