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【男性B】 その冒険者は『山をも打ち砕く力』を求めて その遺跡に潜ったそうだ |
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【男性B】 すると遺跡の奥には魔物がウジャウジャ 絶体絶命!助けてくれ、と願ったそのとき |
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【男性B】 遺跡の奥から突如眩い光が溢れ出して 魔物たちが瞬時に消えたそうだ |
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【男性B】 光を放つそれは杯のような形をしていて ――まさに聖杯と呼ぶべき代物だったと |
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【ラロゥ】 あれ?なんだ、もう知ってたんだ |
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【ラロゥ】 この辺りで最近、急に『聖杯』の噂が流れ始めた 出所は同じ遺跡に潜った複数の冒険者 |
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【ラロゥ】 伝説級の武具を求めて遺跡に潜って魔物に遭遇 その敗走の際に聖杯の奇跡を見てる |
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【ラロゥ】 で、その情報を聞きつけたローマ兵の残党が ゾロゾロやってきた。狙いは明白だね |
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【ヴォールス】 ……… |
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【ラロゥ】 ちなみに伝説級の武具については誰ひとり それっぽいものすら見つけていない |
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【ラロゥ】 こっちは期待薄かもね でも、聖杯があるなら探索する価値はある |
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【ヴォールス】 だが聖杯は既に我々が見つけ出して 然るべきところにあるはずだ |
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【ヴォールス】 聖杯を巡る噂話はこれまで幾度も聞いてきた そしてそのどれもがただの与太話 |
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【ヴォールス】 そんなものに縋らねばならないとは ローマの残党はよほど行き詰まっているようだな |
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【ラロゥ】 まぁ、行き詰まってることについては 否定はしないけどさ |
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【ラロゥ】 でもアンタたちが見つけた聖杯と 今ウワサになってるのは別物かもしれないよ |
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【ラロゥ】 だってこの聖杯のウワサが出始めたのはつい最近 バルバロイがいなくなった後のことらしいから |
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【ヴォールス】 …!そうなのか |
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【ラロゥ】 なんでも、ここから少し西にある島には かつて妖精が隠れていた遺跡があるんだって |
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【ラロゥ】 そこに太古の遺物が色々眠ってるって話 伝説級の武具のウワサはそのうちのひとつ |
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【ラロゥ】 今までは妖精が身を隠す為に施していた 封印があったらしいんだけど… |
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【クレア】 それが解けたんじゃないかと言われてる、と わたしも街で聞いたわ |
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【クレア】 冒険者曰く、遺跡の中から怪しい雰囲気が漂って 周辺の魔物が活発化している |
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【クレア】 恐らく長年の封印が解け 中のものが溢れ出ているのではないか、と |
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【ラロゥ】 さすが探偵、調べが早いね |
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【クレア】 タイミング的には聖域化がきっかけと 考えられなくもない。あくまで仮説だけど |
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【クレア】 でももし妖精が隠れ住んでいたことが 本当なら『聖杯』もあるかもしれない |
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【ヴォールス】 ……… |
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【ラロゥ】 なんにせよ、ただのウワサ話って切り捨てるには 気になるところが多すぎるよね |
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【ヴォールス】 …ひとつ、疑問なんだが 聖杯は、そんなにたくさんあるものなのか? |
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【クレア】 あれば乾杯できるわね |
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【ヴォールス】 あのな… |
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【ラロゥ】 けど、万が一本物だったらラッキーでしょ? なんたって聖杯は願いを叶えてくれるんだからさ |
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【ヴォールス】 ……… |
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【クレア】 どのみちローマ兵の残党の動きを 放置するわけにもいかないんじゃない? |
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【ヴォールス】 …それは、そうだが―― |
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【盗賊】 おいおい、面白そうな話をしてるじゃねえか |
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【盗賊】 その遺跡には代わりに俺たちが行ってやるからよ お前らはここで大人しくしてるんだな |
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【ラロゥ】 うわ…出たよ、ハイエナ 自分で情報を集める根性もないくせに |
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【盗賊】 うるせえ!ログレスもローマも関係ねえ お宝は全部まとめて俺たちがいただくぜ! |
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