イベントクエスト/e0066/5話_ADV_1

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【ラロゥ】
…この遺跡、元はなんだったんだろ
罠やら仕掛けやらがやけに多いんだけど
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【ヴォールス】
ラロゥが都度解除してくれなければ
探索に手間取っていただろうな
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【ヴォールス】
本当に助かった。礼を言う
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【ラロゥ】
お互い様。その分、魔物やローマ兵の相手は
アンタたちに任せてるからね
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【ラロゥ】
けどローマ兵はもうほとんどいないね
あいつら、奥までは辿り着いてなかったんだ
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【ラロゥ】
なら聖杯はまだ無事かな
今のところそれらしいものは見当たらないけど…
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【クレア】
…見て、あれ――
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【ヴォールス】
…!これは――…
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【ラロゥ】
すごい輝き…それに、なんだろう――
ただならぬオーラを感じる
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【ラロゥ】
これ、ひょっとして本当に…!
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【クレア】
…まずは確かめてみないと
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【ラロゥ】
な、なに!?
なんか、ヤバい空気なんだけど!?
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【クレア】
…!
「望みを叶えたくば知恵と力を守護者に示せ」
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【クレア】
聖杯に辿り着くまでが『知恵』とすれば
これからわたしたちが試されるのは――
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【ヴォールス】
ふたりとも、伏せろ!
【全員】
!!!!!
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【ラロゥ】
うわあああ!
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【ヴォールス】
ラロゥ!大丈夫か!?
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【ラロゥ】
な、なんとか…でも、ちょっと立てないかも
身体、ビリビリする――
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【ラロゥ】
あいつ、なに…!?
デカすぎて、鳴き声だけで空気が割れそう…
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【ヴォールス】
下がっていろ
この場は俺たちが引き受ける
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【クレア・カシウス】
とはいえどうしたものかしら
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【クレア・カシウス】
圧倒的な力、脅威…まさに伝承上の魔獣ね
あの巨体に斧や槍が通るとは思えない
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【クレア・カシウス】
ブレイズ先生が言うには
強大な魔法ならドラゴンも倒せるらしいけど…
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【ヴォールス】
ドラゴン…嫌な記憶だな
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【ヴォールス】
あのときは円卓の仲間がいた
…継承者が、いた。だが――
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【ヴォールス (心の声)】
(だが、今は俺とクレアだけだ)
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【ヴォールス (心の声)】
(聖杯を見つけ出すことすらできず
バルバロイを倒し切る力もない)
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【ヴォールス (心の声)】
(そんな俺が、勝てるというのか
こんな強大な存在に)
【】
強大な魔法の力があれば
魔法でなくてもいい、もっと強い力――
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【クレア・カシウス】
…!?ヴォールス、危ない!
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【クレア・カシウス】
ああああああッ!?
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【ヴォールス】
クレア!!
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【クレア・カシウス】
だい、じょうぶ…かすり傷よ
それより――
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【ヴォールス】
…!
【】
だが俺には、そんな力は無い
【】
選ばれしものではない俺の力は及ばず
だからあのとき、俺は――
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