イベントクエスト/e0069/4話_ADV_4

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【アーサー】
本来なら人里までは出ないはずの獣たちが
なぜか巣穴を出て暴れまわっている
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【アーサー】
それにこのただならぬ様子――
これは…何事かありそうだな
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【マーリン】
おふたりもそれを調べに行ったのでしょうか
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【アーサー】
かもしれないな
ひとこと相談してくれればよいものを…
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【アーサー】
…いや、俺が頼りにしてもらえるだけの
甲斐性を示せていないだけか
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【マーリン】
…申し訳ありません
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【アーサー】
ん?どうした、急に
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【マーリン】
私がおふたりの気晴らしを提案したばかりに
このような事態になってしまって
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【アーサー】
なにを言う。むしろ感謝しているんだ
生徒の心のケアは本来、学長の務めなんだから
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【アーサー】
お前にはいつも、助けてもらっているよ
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【マーリン】
ですが…
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【アーサー】
…そういえば、俺たちが孤児院を抜け出して
都を目指したのも、今日みたいな暑い日だったな
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【アーサー】
母を喪い、父に遠ざけられるように
見知らぬ土地に送られ…
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【アーサー】
あの頃の俺は、どこにも
自分の居場所がないような気がした
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【アーサー】
焦燥感に駆られ無計画に飛び出した俺に
お前と義兄さんは着いてきてくれた
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【マーリン】
…あの頃のあなたはいつも寂しそうで
「ひとりにしてはいけない」――と
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【マーリン】
子供心に、そう思っていましたから
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【アーサー】
結局、子供の足ではそう遠くへ行くこともできず
志半ばで先生方に連れ戻され大目玉をくらった
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【マーリン】
よく覚えていますよ。連帯責任で怒られて…
とんだとばっちりでした
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【アーサー】
そうだったな
3人一緒に叱られてベソをかいて――
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【アーサー】
そのとき、俺はようやくわかったんだ
俺はひとりじゃないんだと
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【アーサー】
俺の大切な夏休みの思い出だな
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