=== ディアマンド & ミスティラ === --- C --- [ミスティラ] た~のしい~なぁ~っ♪ ギターにお洒落にお買いもの~~♪ [ミスティラ] み~んなと一緒に遊んだら~♪ きっと楽しさ無限大~♪ [ディアマンド] ミスティラ王女。 なんだか楽しそうだな。 [ミスティラ] えへへ、わかっちゃう? あたし、これから町へ遊びに行くんだ。 [ディアマンド] なんと… 王女が一人で町へ遊びに行くのか。 [ミスティラ] お忍びでね。 よかったらディアマンド王子も一緒にどう? [ディアマンド] 私は遠慮しておこう。 これから鍛錬の予定があるのでな。 [ミスティラ] そっかぁ。 それは残念だよ。 [ミスティラ] らららら~~♪ ディアマンド王子とも遊びたかったな~~♪ [ディアマンド] ………… [ディアマンド] 他国の事情に口を挟むつもりはないのだが… [ディアマンド] 遊び歩いている暇があるのなら、 体を鍛えた方がいいのではないか? [ミスティラ] それはそれ。 これはこれだよ。 [ミスティラ] あたしはみんなを守るのも大好きだけど、 町でみんなと遊ぶのも大好きなんだ。 [ミスティラ] ディアマンド王子だって、 鍛錬するのは止められないでしょ? [ディアマンド] 鍛錬と遊びは違う。 私は民を守るために体を鍛えているんだ。 [ミスティラ] それなら一緒だよ。 あたしも民を守るために、町で交流してるんだ。 [ミスティラ] みんなのことを知らないと、 守ることだってできないもんね。 [ディアマンド] なるほど… [ディアマンド] ミスティラ王女の考え方は面白い。 非常に勉強になるな。 --- B --- [ミスティラ] ふんふーん♪ [ディアマンド] ミスティラ王女。 今日も楽しそうだな。 [ミスティラ] うん、すっごく楽しいよ。 ディアマンド王子は鍛錬をしていたの? [ディアマンド] いや、違う。今日はそちらの流儀に 付き合わせてもらおうと思ってな。 [ミスティラ] それって、一緒に遊んでくれるってこと? あたし、すっごく嬉しい! [ミスティラ] そういうことならすぐに始めよ。 今日はここで遊ぼうと思ってたんだよ。 [ディアマンド] こんな場所でいったい何をするつもりだ? [ミスティラ] 今日は~あたしの歌を~♪ みんなに~聞いてもらうんだよ~♪ [ミスティラ] さぁ♪ ディアマンド王子も~ご一緒に~♪ [ディアマンド] わ、私もか!? だ、だめだ…恥ずかしくて、とてもそんなことは… [ミスティラ] もしかして~緊張してるの~~♪ ディアマンド王子も~可愛いところがあるんだね~♪ [ディアマンド] なっ…ブロディア王国第一王子の私が 緊張などするわけないだろう。 [ディアマンド] わかった。 やってやろうではないか。 [ディアマンド] わ、私は~~ブロディア王国第一王子~♪ 民の生活を守るため~悪い奴は許さない~♪ [ディアマンド] なんだか人が集まってきたぞ~♪ ミスティラ王女~私はどうすればいい~~♪ [ミスティラ] みんなで一緒に歌っちゃおう♪ そしたらみんな~~仲良しだ~っ♪ [ディアマンド] はぁ…はぁ… 日頃の鍛錬より疲れた気がするぞ… [ミスティラ] ディアマンド王子お疲れ様。 あたしと遊んでみた感想はどう? [ディアマンド] こんな形で民衆と触れ合えるものなのだな… [ディアマンド] 新鮮な気持ちだった。 たまにはこういった機会も必要なのかもしれん。 [ディアマンド] だが、やはり私には ミスティラ王女のやり方は合わないようだ。 [ディアマンド] 私には鍛錬で体を鍛え、 己の力で民の役に立つ方が性に合っている。 [ミスティラ] やり方は人それぞれだもんね。 [ディアマンド] ミスティラ王女。今日は楽しかったぞ。 お陰で自分のことを考えるいい機会になった。 [ミスティラ] あたしも楽しかったよ。やり方は違うかもだけど、 また一緒に遊んでくれたら嬉しいな。 --- A --- [ミスティラ] ねぇ、ディアマンド王子。 今日はあたしが鍛錬に付き合ってもいいかな。 [ディアマンド] 構わないが… 私の鍛錬は厳しいぞ? [ミスティラ] あたしだっていつも遊んでるわけじゃないよ。 意外と体力があるところを見せてあげる。 [ディアマンド] それは楽しみだ。 ではさっそく出発するぞ。 [ディアマンド] よし、ここが折り返し地点だ。 一時休憩としよう。 [ミスティラ] はぁ…はぁ… [ミスティラ] ディアマンド王子って… やっぱり…すごいのね… [ミスティラ] 体力があるところを見せるなんて言ったけど… あたし…もう…ヘトヘトよ… [ディアマンド] ここまで付いてこられただけですごいことだ。 並の人間ならとっくに白旗を上げているぞ。 [ディアマンド] ミスティラ王女ほどの力があるなら、私と同じように 鍛錬で民を守る選択もあったのではないか? [ミスティラ] そう言ってくれるのは嬉しいけど、 あたしには今のやり方が合ってると思うんだ。 [ミスティラ] ………… [ミスティラ] ねぇ、ディアマンド王子。 あたしたち、ちゃんと平和な国をつくれるかな… [ディアマンド] 不安な気持ちはわかる。 私もそうやって悩むときがあるからな。 [ディアマンド] だが、我々には民が安心して 暮らせる国をつくる義務がある。 [ディアマンド] だから、私たちはやるしかないんだ。 [ミスティラ] うん…そうだよね。 あたしたちが頑張らなくちゃだめなんだ。 [ミスティラ] 友だちや町の人と話すのもいいけど ディアマンド王子と話すと勇気が湧くよ。 [ディアマンド] ブロディアの次期国王とソルムの時期女王だからな。 相談があればいつでも話を聞くぞ。 [ミスティラ] ディアマンド王子。 ありがとう。 [ディアマンド] さて。 そろそろ走り込み再開といこうか。 [ミスティラ] ねぇ、ディアマンド王子。 あたしいいこと思いついたんだけど。 [ミスティラ] ここからは歌いながら走るっていうのはどうかな。 きっと楽しく走れると思うんだ。 [ディアマンド] ふっ…それは楽しそうだ。 是非やってみよう。 --- S ---