=== ジェーデ & ロサード === --- C --- [ジェーデ] ロサード。 聞きたいことがあるの。 [ロサード] ははーん。 どうしてオレがこんなにかわいいか知りたいんでしょ? [ロサード] でもね、理由なんてないんだよね。 オレがかわいいのは必然っていうかさー。 [ジェーデ] 違うわ。 [ロサード] 違ったかー。 [ジェーデ] 貴方は徹夜をしても元気だと聞いた。 次の日もまったく問題なく過ごせると。 [ロサード] あー、そっちね。 確かにそうだよ。徹夜とか全然、平気ー。 [ジェーデ] 私もそうなりたい。 [ジェーデ] 徹夜しても元気でいられるなら、 小説をもっとたくさん書けるから。 [ジェーデ] どうすればそうなれるの? [ロサード] さあ… 考えたこともなかったけど… [ロサード] そうだ、あれじゃないー? かわいさを追求してれば、徹夜とか余裕でしょ。 [ジェーデ] …なるほど。 [ジェーデ] なら、私もかわいさを追求してみるわ。 [ジェーデ] だけど、私はかわいさに関して素人… 協力してくれると助かるのだけど。 [ロサード] もちろんだよー! そういうことなら、オレに任せてー! --- B --- [ロサード] よーし、ジェーデ。 とりあえずかわいいのいってみよっかー。 [ジェーデ] そうは言われても… 何をどうすればいいのか。 [ロサード] なんか自分の思うかわいいをやってみてよ。 格好とか言葉使いとか? [ジェーデ] ふむ… [ジェーデ] ぷりーん、ぷりん。 [ロサード] うんうん! かわいい、かわいいよー! [ジェーデ] 本当に? [ロサード] ほんと、ほんと。 んじゃ自己紹介と絡めてみようかー! [ジェーデ] ぷりーんぷりん。 ジェーデですぷりん。 [ロサード] やばいやばい。 ジェーデってかわいいの才能あるんじゃない? [ジェーデ] ………… [ロサード] ありゃー? ジェーデは気に入らない感じー? [ジェーデ] いいえ、違うわ。 こう見えて笑っているの。 [ジェーデ] だって、これで徹夜が大丈夫になるわけないし。 冷静に考えてみたら、すごく面白くなっちゃって。 [ロサード] あはは、なるほどねー。 じゃ残念だけど、かわいいを追求するのはやめるー? [ジェーデ] いいえ。 これはこれで面白いわ。 [ジェーデ] いけるところまでいってみましょう。 新たな笑いの境地に辿り着けるかも。 [ロサード] おっけー。 じゃ、オレも付き合うよー。 --- A --- [ジェーデ] ロサード。 こんにちぷりんぷりーん。 [ロサード] ジェーデ。また新しい挨拶を考えたのー? うんうん、それもかわいいよー! [ジェーデ] かわいいを追求するって とても面白いのね。 [ロサード] だろー? でもまさかジェーデが ハマってくれるとは思わなかったけどー。 [ジェーデ] 面白いことが大好きなの… あまり周囲には理解されないけれど。 [ロサード] 確かにジェーデは、 感情を顔に出さないからねー。 [ジェーデ] もっと感情を 顔に出す努力をした方がいいのかしら。 [ロサード] 気にすることないって。 それもジェーデの個性なんだしさ。 [ジェーデ] …ありがとぷりん。 [ロサード] うんうん。 かわいいかわいい。 [ジェーデ] 私、ロサードと仲良くなれて嬉しいわ。 [ジェーデ] 徹夜が平気になる方法は 結局わからなかったけれど… [ジェーデ] ロサードにかわいいを教えてもらったおかげで 私の小説の登場人物が、以前より愛らしくなった。 [ジェーデ] 何がかわいいか考えるのも面白いし… 新たな刺激を得ることができたわ。 [ジェーデ] 本当にありがとう、ロサード。 [ロサード] ………… [ロサード] 今、すっごくかわいかった。 [ロサード] ジェーデの素直で真っ直ぐなとこが 惜しみなく出てたって感じでさー。 [ジェーデ] ありがとう。 でも、一番かわいいのはロサードぷりん。 [ロサード] あはは、ありがとね、ジェーデ! --- S ---