=== 外伝 導き手 === (聖なる墓所) 紋章士ベレトとの縁が深い地。 此処では、ある試練に挑むこととなる。 --- OP --- [リュール] 奥にあるのは…あれは、玉座? [ベレト] ここは…自分のいた世界にあった、 聖墓と呼ばれる場所によく似ている… [リュール] 聖墓…? それは、どういう場所だったんですか? [ベレト] 女神ソティスが眠る、 セイロス教団にとって最も重要な場所だ。 [ベレト] この墓所を守るために、 大修道院が建てられたほどだ。 [リュール] なるほど、そうだったんですね。 でも、どうしてそんな場所がここにあるんでしょうか? [ベレト] 聖墓には、 聖者セイロスにまつわる伝説があるんだ。 [ベレト] かつて彼女は、女神から力を授かり、 この聖墓で啓示を受けたという。曰く… [ベレト] 「民を救い、導くため、その力を正しく使え」と。 [ベレト] それを思えば、 ここへ導かれたのは必然なのかもしれない。 [リュール] どういうことですか…? [ベレト] 互いの絆をより深めるため、 ここで試練に挑んでもらう。 [リュール] つまり、ベレトと戦えということですね? [ベレト] その通りだ。これまでの旅で得てきた力を、 正しく使いこなせるかどうか、見せてほしい。 [リュール] わかりました。 [ベレト] 迷いのない、いい目だ。 それではいくぞ! [リュール] はい! 全力でお相手させてもらいます! --- ED --- [リュール] なんとか勝てました… [ベレト] この試練をよく乗り越えた。 素晴らしい戦いぶりだったよ。 [リュール] ベレトに比べれば、私はまだまだです。 [ベレト] 謙遜する必要はない。 身も心も十分に強くなっている。 [リュール] もしそうだとしたら、 ベレトがたくさんのことを教えてくれたからですよ。 [リュール] さすが先生ですね。 [ベレト] 教えた…か。 それはどうだろう… [ベレト] 自分には、相手の話を聞くことと、 踏み出そうとしている背を押してやることしかできない。 [ベレト] だからこの成功は、 今まで様々な選択をしてきたその結果だ。 [リュール] 選択の結果…それは少し怖く感じますね。 選んだことを後悔はしません。でも… [リュール] いつも正しい道を選び取れるかどうかは、 わかりませんから。 [ベレト] 何も心配はいらない。 先程の試練で、心の強さをしっかりと見せてもらった。 [ベレト] それに、仲間たちもいる。 過ちを犯しそうになっても、彼らが正してくれるだろう。 [ベレト] …もちろん、自分もそばにいる。 [リュール] ありがとうございます。その言葉…心強いです。 これからも仲間を信じて歩んでいきます、ベレト。 [ベレト] その意気だ。 さあ、次の場所へ進もうか。 --- EV --- [ベレト] 戦いに勝つには、広い視野が必要になる。 戦場をよく見るんだ。 [リュール] あれは…なんですか? あちこちに置いてあるようですが… [ベレト] 今から自分があれを破壊していく。 君は、それを阻止するんだ。 [リュール] それが試練というわけですね。わかりました。 守りぬいてみせます! --- MOVIE --- --- BT --- [ベレト] 力は、それを行使する人間によって、 良くも悪くも形を変える。 [ベレト] だからこそ、 力を制する心が重要なんだ。 [リュール] 心…ですか。 [リュール] 私の心が力に見合うかどうか… ベレト! その目で確かめてください! [オルテンシア] ベレトと戦うことになるなんて思ってなかった。 仲間に武器を向けるのって、つらいね。 [ベレト] 戦うと言っても敵になったわけじゃない。 そう…殺し合うわけではないんだ、今度は。 [ベレト] この場が終わればまた、仲間に戻れる。 それがどれだけ幸せなことか… [オルテンシア] …? ベレト、すごく真剣な顔。 これはあたしも真剣に立ち向かうしかないわね。 --- DIE ---