=== 外伝 紡ぎし者 === (想い出の庭園) 神竜王城の庭園を思わせる地。 其処には、謎の指輪が安置されていた。 --- OP --- [リュール] こ、この場所は…! 私の見間違いでしょうか? [マルス] …驚いたね。 ここは、神竜王城の庭園にそっくりだ。 [リュール] マルスも、そう思いましたか。 [マルス] ああ。見た目もだけれど… 流れる空気も、あの場所そのものだよ。 [ヴァンドレ] 驚きましたな…長年王城に仕えていた私でも、 思わず錯覚してしまう程に似ています。 [リュール] …似て非なる場所であっても、 懐かしいです。 [リュール] 母さんが私に稽古をつけてくれたのも、 こんな風に花の咲き誇る庭園でしたね。 [ヴァンドレ] ええ、まるで昨日のことのように思い出せます。 あの庭園も、今は…襲撃で壊れてしまいました。 [リュール] …そうですね。 [マルス] 二人とも、あっちを見てくれ。 奥で何かが光った。 [リュール] あれは、祭壇? 中に、指輪が安置されています! [ヴァンドレ] 紋章士の指輪は全て集めたと思っておりましたが… まさか、他にもあったのでしょうか。 [リュール] 私たちが知らない紋章士のものかもしれません。 確かめに行きましょう! [マルス] 待ってくれ。敵の気配がする。 " [異形兵] [蛮族] 指輪 4 [異形兵] [蛮族] 指輪 グギィ… [異形兵] [異形兵] [蛮族] グルルルゥ… [リュール] こんなところに異形兵が!? 祭壇から指輪を持ち去ろうとしています! [リュール] あの指輪がまだ見ぬ紋章士のものだとしたら、 奪われるわけにはいきません。戦いましょう! [ヴァンドレ] はい、神竜様! [マルス] ………… あの指輪、もしかすると… --- ED --- [リュール] 無事、指輪を取り戻せましたね! でも、この指輪には紋章士は宿っていないようです。 [ヴァンドレ] ただの指輪ということでしょうか? [リュール] はい。ただ…不思議な感じがします。 持っていると、心が熱くなってくるような… [マルス] …やはりそうだ。 [ヴァンドレ] む…? この指輪について、何かご存じなのですか? [マルス] それは神竜ルミエルのものだよ。 ルミエルが力を込めた『約束の指輪』だ。 [リュール] 『約束の指輪』…? マルス、詳しく教えてください。 [マルス] 昔、ルミエルから聞いたんだ。 神竜は、自分が信頼した者に特別な指輪を渡す…と。 [マルス] 指輪は二人の強い絆の証。 そして、その絆をさらに強めてくれる。 [マルス] 特別に繋がれた、ただ一人との絆の強さは… 神竜、そしてパートナー自身の強さとなるんだ。 [リュール] 母さんは昔…信頼する誰かに、 この指輪を渡したということでしょうか? [マルス] そうかもしれないね。でも… 彼女は友も、仲間も、先の戦争で失ってしまった。 [マルス] 今となっては、彼女が誰に指輪を渡したのか… それとも渡していないのかは、わからない。 [リュール] …母さん。 [マルス] ただ一つ言えることは、ルミエルの生涯で、 一番大切な人は君だったということさ。 [マルス] 指輪は、君が受け継ぐべきだと思う。 そして、心に決めたパートナーに渡すといい。 [リュール] わかりました。母さんが遺してくれたこの指輪… 誰に渡すべきか、よく考えて決めたいと思います。 [ヴァンドレ] …私たちがこの場所にたどり着いたのは、 ルミエル様のお導きだったのかもしれませんな。 [リュール] だとしたら嬉しいです。甘えていてはいけませんが、 今でも母さんが見守ってくれているようで。 [リュール] 行きましょう。ここを離れるのは名残惜しいですが… 私たちには、すべきことがありますから。 --- EV --- " [異形兵] [蛮族] 指輪 b [異形兵] [蛮族] 指輪 グルァァァァッ! [リュール] 敵の増援…!? " [異形兵] [蛮族] 指輪 b [異形兵] [蛮族] 指輪 グルゥゥゥゥ…! [リュール] そんな…指輪を持ち去られてしまいました。 私たちの…敗北です。 --- MOVIE --- --- BT --- [異形兵] [異形兵ボス] グルゥゥゥゥ…! [異形兵] [異形兵ボス] グオオオッ! [リュール] 思い出してしまいますね。あの時の模擬戦で、 母さんが作った兵と戦ったことを。 [リュール] もう母さんはいませんが… 私がどれだけ成長したか、この戦いで見せましょう! [異形兵] [異形兵ボス] ギャアアアア…! --- DIE ---