=== ボネ === --- C1 --- ここで食事をすれば美味そうだな… まだ少し時間がある。 育てたハーブの味見をして待とう… ふむ…こちらはスパイシーな香味、 こちらは甘くむせ返る刺激的な香味だな… 神竜様。 よろしければご意見を伺いたい… どちらのハーブがよりお好みですか? 味見はこちらを、少しお舐めください… おはようございます… 朝食は下で召し上がられますか? それとも、お持ちいたしましょうか。 --- C2 --- 何か新しい味わいはないものか… ここには食材は見当たらないな、残念。 他は…ふむ、あの柱や寝台… 食べられないが、舌触りが気になるな。 真っ白で、旨そうだ… おはようございます。 あの、畏れ入りますが寝台を少し味見してみても? いえ、私は至って正気ですが… 神竜様、 この部屋に味見をして良いものはありますか… 私は常に、新しく斬新な味を求めておりまして… --- B1 --- 神竜様は時折、なかなか起きられぬことがあると伺ったが… ふむ、今日はその日らしいな。 では…料理の匂いで起こすとしよう。 食材を切り…火を通し、煮込み、味を整え… そろそろ完成だ… おはようございます。 眠りながら感じる香り、 そして調理の音は良いものでしょう。 ですが、その、 涎はお拭きになってください… 今日はその日ではなかったようだ… すぐに温かい朝食をお作りいたしましょう。 --- B2 --- ふんふん…今日もまた知らない料理の香りがするな… 神竜様のお召し物から、ではないな。 流石の神竜様でも、 そう何度も料理をこぼす真似はなさるまい… では、どこから…? 神竜様、この香りは一体… え? 夜食をその辺に隠していた? あの…風味が悪くなるので、 常温での放置は控えられた方が… この香りは、階下より立ち上ってくるものか…? すみません、私はこれで… 厨房に行き料理を確かめてまいります… --- A1 --- 料理の構想に行き詰まってしまった… ん? ここは、神竜様のお部屋…? いつ見てもお美しいな…特に、この髪… そうだ、同じ食材で片側ずつ調理を変え、 味に変化をつけるのはどうだろうか… おはようございます。 そして、ありがとう…神竜様。 お陰で活路が見出せました。 あなた様の美しさは、 美味をも生み出してしまう… すみません。 考え事をしながら歩いていたら、此方に。 起こしてしまったお詫びに、後日、 甘美な焼き菓子をお持ちいたしましょう… --- A2 --- ふむ…この部屋をケーキに見立てたら 美しいかもしれない… 神竜様のために料理を作るなら、 味だけでなく次は見た目にも拘りたい… いっそ、ソラネル丸ごと砂糖細工で再現してみるか…? お目覚めですか、 ああ、今日もトマトとブルーベリー色の瞳が美しい… また創作意欲が湧いてしまいます… またあなたのために料理を作りたいと思いまして… 千年を過ごされた場所をモチーフにしたものなど、 考えるだけで昂ります… --- S1 --- 朝食が準備できました。 そろそろお目覚めいただけますでしょうか、我がパートナー。 まあ、すぐには起きぬと踏んで、 冷めても美味な料理にしておきましたが。 私たちも、時が経てど甘美な関係であればいい… 私は美味を等しく多くの人に味わって欲しいという信条だが… あなたとの、この時間の味だけは… ずっと二人きりの秘密とさせてほしい… さあ、沢山食べて戦に勝ちましょう。 私も頑張らねば… 明日もその次も、 あなたが美味しいと言って笑う顔を、 隣で見たいので… ふっ…神竜様。 朝食と聞いてすぐに起きたのですか?それとも… 私に会いたくて起きてくれたと、 そう自惚れてもいいのですか…? --- S2 --- 今日は料理ではなく、 神竜様に似合いそうな花々を用意してきました。 パートナーとなった時、 あなたは自分のことも知ってほしいと仰っていた… 私も、もっと自身のことをあなたに知ってほしいと思う。 この花は趣味で育てているもので… お気に入りの品種です。 この未熟さの残る赤い花弁に、青い蕾… 甘い香りが、まるであなたのようだ… おはようございます。 神竜様は花より料理が良かったですか…? では、すぐに私が、 あなたのその空腹を満たして差し上げましょう… 実は私は、 花やハーブを育てるのが趣味なのです… よろしければ次は、 あなたのことをもっと教えてください… より深く、甘いところまで…