=== ブシュロン === --- C1 --- 俺なんかが入っていいのかな…神竜様? さて、どのように起こそうか。 高貴なお方だ、失礼のないようにせねば… 神竜様、神竜様…! おはようございます。 ヴァンドレ殿より、 神竜様を起こして差し上げるようにと仰せつかりました。 思っていたよりすぐに起きてくださいましたね。 では俺はこれで…! --- C2 --- はあ、はあ… やっとたどり着けた… 神竜様の寝室に行くはずが、 ソラネルの果てまで彷徨ってしまった。 すみません、神竜様。起きる時間です! おはようございます… 俺が迷ったせいで寝坊となりますので、 皆のところまで走りましょう! おはようございます! 寝室がどこかわからなくて迷子になりました…! --- B1 --- 神竜様、失礼いたします。ブシュロンです。 今日は少し散歩をしてから参りました。 ソラネルは広いですが、自然が多くて癒されますね。 神竜様、よろしければ俺と朝の散歩は如何です? あ、決して、道案内役というわけでは…! あれっ、もう起きていらっしゃる。 俺の足音、大きかったですか…? --- B2 --- 今回は迷わなかった…よし! 神竜様。 あんなに山で迷った俺ですが、 今回ばかりは迷いませんでした。 さあ、この勇姿をご覧ください… おはようございます。 共に皆のもとへと参りましょう。さあ、こちらに… え? そっちは出口じゃない? くっ…! 定刻通りに起こして差し上げることができました。 俺は自分が誇らしいです…! --- A1 --- 神竜様の心労を癒すため、本日はある策を考えました。 水の音は生き物を癒すというので、 グラスに水を入れてきたんです。 ほら、綺麗な水は音も違いますね… おはようございます。 え、水の音が心地よくてまだ眠い? ちょっ…二度寝はダメですって! …っと! 神竜様、お目覚めが早い。 今回は策を試せませんでしたね。 --- A2 --- 今日は少し早めに着いてしまったな… すぐに起こすのは忍びない。 『フィレネの愛・番外編』でも読んで時間を潰そう…… うっ!初っ端から泣ける…! ううっ、ぐすっ… 神竜様、おはようございます…! すみません、本を読んだら、また涙が…! ああ、神竜様。 迷うのを見越して早く出たら、こんな時間に。 たまには早起きも気分が良いですよ。 --- S1 --- 流石に迷わなくなってきたな…良かった。 しかし、不思議な気持ちだ… 少し前まで、俺はただの兵でしかなかったのに、 まさか神竜様のパートナーに… うっ…『約束の指輪』を見たら、感極まってしまった。 神竜様が俺を選んでくれたことは、 一番の幸福だ… すみません。また情けない顔をみせてしまいました。 こうして神竜様といると、幸せすぎて… 涙が出てくるんです。 おはようございます。 ふふ、俺が起こしに来たのが不満ですか? 心配しなくても、もう迷わずエスコートできますよ。 --- S2 --- 神竜様。一緒に森に出かけませんか… ああ、寝ているのか。 起こしに来たものの、悪い気がするな。 夢の中なら、戦の辛さもきっと忘れられるだろうから。 神竜様。あなたが流せない涙は代わりに、 俺が全部流します。 なにも辛いことがないように、守りますからね。 おはよう。 さて、今日も心労の発散に行きましょう。 俺がどこまでも、いつまでもお供致しますよ。 はは、今日は寝起きがいいですね。 自惚れだったらすみませんが… 俺が起こしに来たから、ですか?