=== シトリニカ === --- C1 --- ごめんくださいな、神竜様。入ってもよろしくて? わたし、人のお世話をするのが大好きなのだけれど、 お屋敷では何もさせてもらえなかったから… 今日は楽しみにしてきたのよ。うふふ。 おはよう、神竜様。 朝の支度ならわたしがお手伝いします。 メイドのお仕事、憧れていたの。 さあ、何でも言ってくださいな。 まあ、すぐに起きてくださったの。 おはよう。今日のシェフに、 朝食を急いでもらうよう伝えてこないといけないわね。 --- C2 --- いけない、遅れてしまったわ… 神竜様の朝食のコースを考えていたら、 すっかり時間を忘れていたわ。 パンと野菜と、メインは無難にお肉のローストかしら、それとも… おはよう。朝から悪いのですが、 神竜様のお食事の好みを教えてくださいますか? 次回からシェフにお願いする参考にさせていただくわ。 ごめんなさいね、神竜様。 喜んでいただける朝食は何かと考えていたら、 遅れてしまったの。 好きなメニューは何でしょうか? --- B1 --- うれしいわ、わたしがこんな大役を任されるだなんて。 寝覚めが良くなるよう、今日は宝石を持参したわ。 ダイヤに、トパーズに、エメラルド… これは神竜様の瞳のようなルビーと、サファイアね。 おはよう。朝の宝石たちは綺麗でしょう? ブロディアで産出されて、 職人が磨き上げたものなのです。 すべて神竜様に差し上げます。 さすが、神竜様はお目覚めも優雅なのですね。 わたしはいつもベッドからなかなか起きなくて、 メイドたちを困らせてしまうんです。 --- B2 --- ソラネルにはいろんなものが落ちているわね… 今朝は牛乳瓶、昨日はお紅茶の葉、 一昨日は重い金属… この前の石ころのように、 神竜様にお持ちするわけにはいかないけれど… おはよう。 わたしにも、落とし主を探すことくらいできるわね。 神竜様も、手伝ってくださらない? おはよう、神竜様。 今朝は大きな牛乳瓶が落ちていたんです。 石ころを拾って以来、 落ちているものが気になるのよね… --- A1 --- あら、ドレスに埃が… やはり一度戻って、 着替えてくるべきだったかしら。 でも、朝の鍛錬は休めないわ。 わたしは実力に乏しい分、頑張らなきゃ。 力は誰にも得られるけれど、 その対価は努力以外にないもの… お目覚めになったのですね。 朝はゆっくり過ごすのもいいし、 体を動かすのも素敵ね。 神竜様は、どちらがお好きでしょうか? おはよう。ここに来る前に鍛錬をしてきたの… 今朝は身嗜みが完璧ではないのだけれど、 どうか許してくださいね。 --- A2 --- 神竜様、今朝は朝摘みのハーブでブーケを作りました。 この前の花束をとても喜んでくださったから… 今度は趣向を変えてみたわ。 干しておけばずっと持つから、 長く楽しめるわね。 まあ…枕元に置いておこうと思ったのだけれど、 起きてくださってうれしいです。 やっぱりわたしは、あなたの喜ぶ顔を見るのが好きですから。 いい香りでしょう? ふふ…このハーブは寝覚めをスッキリさせるそうだから、 さっそく効果が出たのかしら? --- S1 --- 起こしに来たわ、わたしの大切なパートナーさん。 今日は野花を摘んできたのよ、あなたにあげたくて。 こんな気取らないプレゼントも、 あなたなら喜んでくれるでしょう? わたしは大好きなみんなが喜ぶことを 何でもしたいと思ってきた。 でも今は…あなたを誰より一番、 幸せにしたいと思っているの。 おはよう。うふふ… この朝の時間は、 わたしには何よりの宝物だわ。 もし、あなたもそう思ってくれているなら、 とってもうれしい。 おはよう。 朝から宝石を見せてくれるだなんて 意趣返しかしら。 あなたのその瞳のことよ… それはどんな宝物も敵わないほど、美しいわ。 --- S2 --- あの時の花束に、石ころ。 ふふ…このお部屋はわたしの気持ちでいっぱいね。 あら、疲れているようね。 ではどこかの浜辺でも買い上げて、休暇を… っと、駄目駄目。心のこもらない贈り物はいけないわ。 でも今日は何も持ってきていないし、 あなたを癒せるようなものは… そうだわ。額にそっと、 キスして差し上げるのはどうかしら…なんて。 ああっ、お、起きてしまったのね。 何でもないの。ただ… あなたに贈るもののことを考えていたのよ。 きっといつか、必ず… 楽しみにしていて。 おはよう。これまでの贈り物、 とっていてくれて嬉しい。わたしも… あなたからの指輪を大切にしているわ。 人生で一番の、宝物として。