=== ゴルドマリー === --- C1 --- 僭越ながら、わざわざ起こしに来て差し上げました… 成程…わたしの美声がもっと聞きたいようですね… お望みどおりにある程度話し続けるので、 気が済んだらどうぞ起きてください… おはようございます… わたしが来て嬉しそうですね。 その気持ち、わかります… 呼び声ひとつで華麗に起こして、 すみません… 少し有能すぎたようですね… --- C2 --- はあ…朝風呂は気持ちが良かったです… お風呂は好きですけれど、困った面もありますね… 入るたびに、ただでさえ可愛いわたしが、 もっと可愛くなってしまいますから… おはようございます。 わたし、 このために早起きして、身綺麗にしてきたので… もっと褒めてくださってもいいんですよ…? 風呂と聞いてすぐさま起きるあたり、 綺麗好きとお見受けします… 神竜様もさっぱりしてきてください… --- B1 --- すみませんが、今すぐ起きてください… はあ、まさか寝坊するなんて… よく寝たせいでここに来るのが遅れたばかりか、 お肌がさらに綺麗になってしまいました… すみません… 起こすのに莫大な時間がかかったせいで、 もう昼です… え? わたしが寝坊? ちょっと…よく聞こえませんね… あの…驚くべきことに、 もう昼です… わたしが寝坊したおかげで、 いつもよりよく眠れて、良かったですね… --- B2 --- あの…他の人はどんな起こし方をされてるんですか…? どうしたら神竜様をなびかせることができるのか… お弁当も涙も効果がなかったので、 起こす方法で変化をつけるに思い至りました… …考えている間に起きましたね。 どうです、起き抜け一番に見る女神のような美貌は… さあ、わたしになびいてください… そんなにすぐに目覚められるなら、 奇抜な方法は必要なさそうですね。 あ、今…別に朝ではないので まだ寝ててください… --- A1 --- 自分で言うのも何ですけど、 今日考えてきた起こし方は天才的かと… どうぞ、癒される水の音です… わざわざ汲んできたんです… 他の起こし係にはない斬新な発想… 惚れてしまってもいいんですよ… おはようございます。 可愛い上に、 起こし上手ですみません… ああ、お礼なんて結構ですので… わたしが来て、 嬉しくて飛び起きる気持ちはわかりますが… 天才的と宣言した起こし方を試さないとは、 畏れ入りましたね… --- A2 --- 幼少期からモテにモテているわたしが参りましたよ… 本当はわかっているんです、 一番モテるのは神竜様、あなただということに… その規模は世界的… そんなの勝てるわけありません… おはようございます。 でも、そんなあなたが魅力的と言ってくださったことは 誇りに思います… もっと惚れても、いいんですよ… 一瞬で起きられましたね… 誰だか確認したかったのだと思いますけど… そんなのわたしに決まっているじゃないですか… --- S1 --- ふふ。あなたの大好きなわたしが来ましたよ… わたしが来たのに起きないなんて… 疲れているんですね。 いつも頑張っていて、本当に偉いです。 あなたはすごいです… わたしは滅多に、絶対に人を褒めないのですが、 今日だけは特別です。 だってわたし、あなたのことが大好きなので… …すみません。 おはよう。 わたしがいて嬉しいですか? …え?本当に嬉しい? …ちょっと、それは反則です… なんだか調子が狂うじゃないですか… おはようございます。 …嬉しくてすぐ起きてくれたんですか? わたしのパートナーがこんなに素敵で、 皆さんに申し訳ないですね… --- S2 --- 起きてますか、起きてませんか…? わたしはどっちでも好都合です… パートナーの美声を聞いていたいという魂胆ですか… いいでしょう。あなたの前ではもう、 モテの波状攻撃をしないつもりでしたが… やっぱり今日も可愛くして、 あなたの好きな料理を作りました。 これは…わたしの方があなたに、 惚れてしまっているせいですね… わたしに起こされて幸せだと思いますが… すみません、 世界一の幸せ者はわたしです。 だって好きな人から、 指輪を貰ったんですから。 おはよう。 早く起きたらその分、 わたしの顔を堪能してください。わたしも… 滅多にない、二人っきりの時間を 堪能させてもらいます…