=== パンドロ === --- C1 --- まさか、この祭壇への立ち入りを許される日が来るとは… うう、オレに神竜様を起こせってか? そんな畏れ多いこと…でも、 神竜様を寝坊させるわけにもいかねえ… ここは腹を括って、神竜様! ああ…お目覚めになられたのですね。 やべ、この光景が神々しすぎて、 聖職者として祈らずにはいられない…! 神竜様、おはようございます…! 宜しければ暫しの間、 このまま祈りを捧げさせてください… --- C2 --- 身を清めまくって馳せ参じました。失礼します… 美しい祭壇だ… ここで宴を開いたら、どんなに素晴らしいか… いやいや、ダメだ。 そんな邪な考えをしたら神竜様に伝わってしまう… ほ、ほらー! 神竜様が起きてしまわれたぁ… お祈りだけしてすぐ帰るつもりだったのに、 オレのバカバカ、パーティーバカ…! …そうですか。 やはりどれだけ身を清めようと、 オレのような不浄な子羊の気配は わかってしまわれるのですね。流石です。 --- B1 --- いえーい! 神竜様、ちょりーっす! ヒュー! オレが起こしに来たぜ、神竜様ー! いつもは緊張すっけど、この感じなら全っ然…… 緊張するわ。しかも不敬だわ。 わーん! 神竜様ごめんなさい! 無理くり元気に起こしに来た罪をお許しください! ここに懺悔室はありませんよね…!? …ごめんなさい。 完全に不審者でしたよね。 この場所は緊張するので、 少し高揚した振る舞いを試しました。 無礼をお許しください。 --- B2 --- 「聖地ソラネルには眠り続ける神竜の御子がいる」…か。 この話、まさか本当だったとはな。 司祭様は神竜の御子様のお姿を、 小さな子供だって予想してたけど… オレはこの方がずっと… わっ! 聞いておられましたか…? え、ずっと何かって …ずっと…いいなって思ったんです。 不敬ながら、友人のように思えるので… すみません、 司祭様から聞いたお話を思い出したら、 ここに来たくなってしまって。 オレは本当に、 あの話に救われました… --- A1 --- …神竜様、暫し静寂を破ることをお許しください… 静かだな。戦が嘘みたいだ… ここなら、星になってしまった命にも、 祈りが届くような気がする… 神よ、どうか、魂に安らぎを… 起こしてしまい、ごめんなさい。 戦のあとは…誰かを手にかけた後は、 無性に祈りたくなるんです。 許されるはずは、ないんですけどね。 すみません… 戦のあとは祈りたくなってしまって。 …起こしてしまったのに、 怒らないんですか? 優しいですね…神竜様。 --- A2 --- うぇーい、神竜様。うぇーい。 うーん… 面と向かってウェイウェイするのはやはり気が引けるな。 いくら神竜様が楽しいと仰っていても、 控えるべきだ、うん。 あ、神竜様。 この前の食事会はありがとうございました。 お陰様で皆楽しく… え、何です、その目は。 わ、わかりましたよ… …うぇーい! おはようございます。 ええと…先日の食事会で、 うぇーいという挨拶をされなかった、と しょんぼりされていたので… 如何でしたか? --- S1 --- 神竜様、お目覚めの時間ですよ。 今日も祭壇の空気は澄んでいますね… まだ、夢のようです。 神竜様がオレなんかに『約束の指輪』をくださるなんて。 これを見るといつも、涙が出そうになるんです…幸せすぎて。 オレはいつか、あなたより先に星となります。 でもあなたが絆を繋いでくださったから… オレの心は、永遠にあなたの傍にいられます。 おはようございます。 さあ、戦場へと参りましょう。 どれだけの命を手にかけてでも… あなたを守れるならオレは、 地獄に落ちたって構いません。 おはようございます、神竜様。 …え、他人行儀ですか?で、では… おはよう、オレのパートナー。 こ、これでもう、オレには精一杯です…! --- S2 --- うぇーい! …あっ、駄目だ、パートナーになっても緊張する… 無理もないか… 相手はずっと信仰してた神竜様だ。 特別な契りを交わしたからといって、 急に気軽には話しかけられないぜ。 例えば何年か経ったら、この関係も変わるのか…? いや …オレは、このままがいい。 いつまでもあなたを想って、胸が苦しいままがいい… おはようございます。 え、最初のうぇーいから聞いていた!? うう、恥ずかしい… でも、やっぱり、神竜様には… オレの気持ちは隠せませんね。 うるさかったですよね、すみません…! ここに来るとどうも調子が狂って… あなたを想う気持ちがそうさせるのです、 どうかお許しください。