=== アンバー === --- C1 --- 本日の起こし係はアルパカの里の勇者、 アンバーーーです!! 入室の際はしっかりと名乗る! 流石は勇者だぜ。 さて…どうやって起こしたものかな。 できれば優しく… はっ! 耳にフーか? フー。 おはようございます。 では改めて名乗りますね。 俺はアルパカの里の勇者!アン……え、もういい? おお? 噂と違って寝起きがいいですね! おはようございます! --- C2 --- ここが伝説の、神竜様の眠る祭壇かああ…! 昂ってきたぞおお! すごく緊張する… ただでさえソラネルは聖地中の聖地。 で、ここはその中のさらに聖地だ。 粗相のないように… うわっ、足が滑ったーっ! いたたた…すみません神竜様! 緊張して転びましたが、物は壊れてません! おはようございますっ!! お、俺が目覚めさせたのか…こんなに早く… あの、うるさかったです? 朝からすみません、神竜様。 --- B1 --- 失礼します! 我こそは…! 我こそはアルパカの里の勇者アンバー! さあさあ起きてください、勇者が起こしに参りましたよ。 ほら、かっこいいポーズですよ! おはようございます神竜様! 起き抜け一番に見る俺の勇姿は如何です? え? 暑苦しい? そんなあー…! …あ、名乗る前に起きられた。おはようございます! --- B2 --- ふーんふんふんふーん。 この感じ、懐かしいな。 故郷のアルパカたちも、 朝の呼びかけにはなかなか応じなかった。 もう一度…ふんふふ、ふ、ふーん。 あ、良かったー。 今のは、そろそろ起きないと寝坊するぞーって意味でした。 急いで支度しましょう。手伝いますよ、神竜様! さすが神竜様、 アルパカ語で起こしに来てもわかってくださるんですね! はい、今のは朝が来たぞーって意味です! --- A1 --- 神竜の眠る祭壇にはある伝説が存在するという… 俺は、今日それを、確かめる! この祭壇のこの時刻、柱の陰のこの位置から、 このポーズで祈ると、何でも願いが叶うとか。 …むむむ…神竜様! すぐ起きてくださいっ! ほああ!? 願いが叶ったぞ! 伝説は本当だったんだ! 神竜様、せっかく起きたので 俺と一緒に遊びに行きませんか? …と思いましたが、 神竜様がお目覚めになられたのでまた次の機会にします。 ねえ神竜様、ここに伝説があるって噂、知ってますか? --- A2 --- ふんふーん! 神竜様、俺が起こしに来ましたよー! 神竜様がアルパカたちの声を聞いてくださるから、 俺さみしくなくなりました。 これでより一層、伝説の勇者への道を突き進めますね。 おはようございます! …え、アルパカたちから伝言? 勇者になったら、高い草を買え、って…? くー! あいつらーっ!! おお、素早いお目覚めですね! …え、今またアルパカたちの声が聞こえた!? な、なんて言っていましたか…!? --- S1 --- 神竜様ーっ! パートナーのアンバーが起こしに来ましたよ! 起きない。今こそ再び祭壇の伝説を試す時だ。 この時刻、柱の陰のこの位置から、 このポーズで祈ると何でも願いが叶う、という。 でも俺の今の願いは、目覚めてもらうことじゃない… 神竜様が、ずっと幸せでいられますように。 その隣に、俺がいられますように… おはよう!今、願い事をしてたんです。 これは絶対叶うんですよ。え、何かって… 俺が、ずっとあなたといられるように…だめですか? もう少し静かに起こしてほしい? す、すみません。じゃあ改めて… おはようございます、俺のパートナー。 へへ…これでいいですか? --- S2 --- 今日の起こし当番は… ドゥルドゥルドゥル…デン! 俺でーす! あれ…疲れてるのかな。 まあ、あれだけ戦場を駆け抜ければ無理ないか。 …でも、神竜様が剣なら、俺も剣。 その言葉は忘れてない。 癒すことも守ることも、俺じゃ力不足かもしれないけど… 剣であるからこそ、一番近くにいられる。 一番つらい時に、支えられるのは俺だ。 あ、起きました? ふんふふふん、ふーん。 今のはですね… 今日も大好きだよ、って言ったんですよ。 へへ、もうわかってましたかね…? あ、やっぱりパートナーが起こしに来ると嬉しいです? 俺は… ここだけの話、あなたを起こせる日は、 すっごい幸せです…!!