=== ユナカ === --- C1 --- やっぴー! 朝ですぞ、神竜氏ーっ!! むむ…起きませぬな。 これはわたくしめの得意技、 ニワトリの鳴き真似の出番と見ましたぞ! コーケコッコー!! おはようございます! ん、なんです? この部屋にニワトリはおりませぬぞ。鳴き声は… 気のせいではありませぬか? おお、おはようございます! 本日の起こし係の任、 無事に果たせて嬉しいですぞ! --- C2 --- 神竜氏ーっ! 今朝はユナカが起こしに参りましたぞーっ! む…もしや、 わたくしめでは駄目なのでしょうか。 ならば、これでは如何でしょう! オッホン! 「神竜様、お目覚めの時間でございます」 おお…! ヴァンドレ氏の物真似作戦は成功したようですな。 しかし…わたくしめがお呼びした際にも 起きてほしいですぞー! おはようございます! すがすがしい朝ですな! ではわたくしめはこれにて お役御免となりますので、失礼! --- B1 --- 神竜氏のご寝所に潜入でございますぞ… ワクワクしますなぁ…! こそこそ…流石は聖地の祭壇。 探検のし甲斐がありますなあ。おや、 これは珍しい鍵盤楽器。どれどれ… おはようございます。 良い楽器をお持ちですな。 意外にもわたくしめ、 演奏には心得がありますゆえ、 次は一曲披露させてほしいですぞ。 はっ、起きてしまわれましたかぁ~、 いやその、何か珍しいものなどないかな~と思いまして。 失礼いたしましたーっ! --- B2 --- はぁ…すぐ嘘をついてしまうのを、 どうにかしたいですな… 仲間に犬派だという嘘をついてしまいましたが、 わたくしめ本当は猫派… 人に話を合わせて自分を偽る癖は後々自分を苦しめますな… 神竜氏、わたくしめは決めました。 今の自分のことは偽らぬようにします。 手始めに、しょうもない小さい嘘をやめるところから…! ! 声が大きかったですか!? 定刻前に神竜氏を起こしてしまうとは不覚。 宜しければ首の後ろをトンとして、 寝落ちの手伝いを… --- A1 --- 今日もすやすや眠っておられますな… ちょっとやそっとでは起きなそうですぞ。 神竜氏…いえ、神竜様… こんなに安心しきった姿、時々心配になるわ。 もし今、命を狙われたらと。 昔の私のような…暗殺者に… あ、おはようございます神竜氏っ! …知らぬ女人の声が聞こえた? この部屋は他に誰もおりませぬぞ。 気のせいではないですか? おやおや!? 熟睡と見せかけ、 わたくしめの気配にしっかり反応されるとは流石! 万一、曲者が来ても安心ですな! --- A2 --- しーんりゅうしっ。今日もお話を… と思いましたがお休み中ですな…! 買ったばかりのこの短剣の話をしたかったのですぞ… ああ、この切っ先、刃の光沢、 持ち手の装飾は年代物で素晴らしいですな… さらに鞘のどっしりとした重厚感は、 持ち主の所有欲を満たしてくれる見事な作りで… あれ、神竜氏、いつから起きてらしたのです? あ、いえいえ! お気遣いなさらずそのまま寝ていてくだされ! …え、わたくしめと、話がしたいからと…? 神竜氏…嬉しいですぞ。 --- S1 --- やっぴ。不肖ながらわたくしめ、 パートナーとしてお迎えに上がりましたぞ。 ふふ…戦場ではあんなに強いのに、あどけない寝顔。 …不思議ですな。あなたの前では、 捨ててしまった過去の自分が顔を出す… あなたなら、どちらも受け止めてくれると信じられる。 これが、心の繋がりということ? あなたが私に、本当の絆を教えてくれたのね… ん? いつもと雰囲気が違う? そうかもしれませぬ。でも… 元気なユナカも、過去の私も、 どちらもあなたのパートナー。そうでしょ? ふはっ、すぐ起きてくださると嬉しいものですな! 思い上がりかもしれませぬが、 わたくしめが来たから目覚めてくれたと感じるのです。 --- S2 --- むふふ。わたくしめ、ここに来るのが大好きですぞ! それから、寝顔をこうして眺めるのも好き… 戦場であなたを守るのも、背を合わせて戦うのも。 今の時間が、みんな好きですぞ。 わたくしめは消えぬ過去を持っています。けれど… 二人でいれば、 今と未来を見て生きていけると信じています。 新しい秘密を告白しますぞ。 今好きなものは沢山ありますが… 一番好きなのは、あなたが目覚めた時の、 その愛らしい顔ですぞ。 おはよう。本当のことを言って生きるのは 気分がいいですな。 …あなたのおかげで、この新しい自分が 本物になれたのです。ありがとう。