=== ゼルコバ === --- C1 --- 神竜様、「お目覚め」の時間です。 …「起きない」か。 困ったな…俺は仕事で忙しい。 少々「手荒」な真似だが、 耳元で金属の「嫌な音」でもさせてみるか。 おはようございます。 なんですか、その「不服」そうな顔は。 生憎、「目的」のための「手段」は 指定されませんでしたのでね。 ほう、「些細な物音」で目覚められるとは、流石。 では俺はこれで… --- C2 --- …「静かな部屋」だ。まるで 「墓場」のような… …「生きている」な。 では目覚めるのを待つとしよう。 いつか「起きる」と分かっていれば、 「退屈」はしないさ… 意外とすぐに「目覚め」られましたね。 「長期戦」を覚悟して、 「哲学書」を読み始めていたのですが… 「杞憂」でした。 良かった。 「寝息」の一つも聞こえませんでしたので、 つい「要らぬ心配」をしてしまいましたよ。 --- B1 --- いつもよく「眠って」いらっしゃいますね… こうして「千年」も眠っていたのか… そんなに「深い眠り」とは、 どのようなものなのだろうな。 「悪い夢」など、見ないのだろうか… 「目覚め」ましたか。 ああ、「俺」のことはお気になさらず。 どのみち、「睡眠」はいつも 「仮眠」程度にしかとりませんので。 そして、「寝起き」もこの通り「良好」ときた。 「羨ましい」限りですよ、 神竜様。 --- B2 --- よく見ると「殺風景」な部屋だ… もっと「物」を置かないのだろうか。 「ここだけの話」だが… 神竜様が遊びに来て以来、 「秘密の小屋」にはさらに「物」が「増えて」しまった。 どうしたものか… 「お目覚め」になられたので、 俺はまた「収集」に出かけます。 気が向いたらまた、 あの「部屋」に来てください。 おはようございます。 この部屋は「何もない」ので、 「退屈」で「眠くなる」可能性はありませんか? --- A1 --- 今日の「眠り」は深そうだな… 「邪魔」をするのは「忍びない」… 「眠る者」の「傍ら」にいるのは慣れている… 「新しい薬」でも調合し、 「暇」を潰そう。 この葉と、この実を、切って、潰して… おはよう。 丁度「紫雲の秘薬」ができたところです。 これを「飲む」と 「眠気」がたちどころに「消える」んです。 ん? すぐに「起きる」とは、 俺の「見立て」は外れましたね。 「おはよう」ございます。 --- A2 --- 「定刻」より少し前に到着だ。「仕事」に取り掛かろう… 神竜様は以前、 俺と同じ「無駄に意味深」な「話し方」に興じられていたが… 流石に「この部屋」ではそうされないだろう。 ふっ…「無言」で起き上がり、俺を「見つめる」とは。 今度は意味深な「振る舞い」に 「興じて」いらっしゃるのですか? そう「すぐ」に起きられると、 なんだか「意味深」に感じますね… 神竜様といると「飽きる」ことがない。 --- S1 --- 「来ました」よ、神竜様。入っても「いい」ですよね。 さて、今日は「起きる」まで何に「興じよう」か。 読書や調合もいいが、 眠る「パートナー」を眺めているのも、悪くないな。 あなたといると、こんな時間すら「特別」になる。 退屈だった俺の人生に 生きる意味を与えてくれて…ありがとう。 「起きた」か。 さあ、「戦の準備」です。 世界を平和に、「退屈」にして… 俺は一生、あなたと「暇だ」と言って笑い合いたいんだ。 「俺」が来たからといって、 急いで「目覚め」ないでくれ… パートナーを目覚めさせる時間は、 俺の至福なのですから。 --- S2 --- やはり「殺風景」だな… だが、あの「ネックレス」が大事に「置いてある」ことは、 もう知っている。 相変わらず「深く眠る」のだな。 たまに「息をしている」か心配になる。 「パートナー」であるあなたは、 俺にとって「家族」も同じ。 失えば今度こそ、俺は「灰」になる。 …大切なんだ。あなたが。 もう二度と失うことのないよう… どうか守らせてくれ。 これからもあなたが「目覚める」瞬間を、 何千回も見せてください。 …俺がいつか目覚めなくなるその日まで、ずっと。 おはよう。 随分「意味深」な視線が得意になりましたね。 俺に染まってしまったのなら… もう戻れませんよ。