100211030 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 幕間 ディスラプターズ チーキー・プリズナー STAGE3
【ケイオスリオン兵】 ヘレナ! その斬ル姫をさっさと倒せ!
【ヘレナ】 うーん…いやだ なんだか気分が乗らないな
【ケイオスリオン兵】 バカなことを言うな! 俺の命令が聞けないのか!?
【ヘレナ】 ヘレナはゲバルト卿の斬ル姫だ アナタ達みたいな雑魚に従ってる わけじゃないよ…くふっ
【ケイオスリオン兵】 貴様っ…ゲバルト伯爵様に 報告するからな!
【ムー】 どうなってんだ、あの嬢ちゃん? 悪魔人に平気で言い返してんぞ
【レーヴァテイン】 …………
【ヘレナ】 はいはい、好きにすれば… っと、見せかけて!
【ヘレナ】 はあっ!? 不意打ちも効かないとか お姉さん、相当な手練れだね
【ヘレナ】 これはヘレナも苦戦必至かなー
【レーヴァテイン】 冗談はそのくらいにしたら? あなた、全く本気を出してない でしょ…
【ヘレナ】 そんなことないんだけど… くふっ お姉さん、面白いねぇ
【ヘレナ】 特にその目…真っ直ぐで… ヘレナもたまには本気出そうかなぁ
【ニール】 ヘレナ、兵士達の撤退は完了したよ アタチ達も帰りましょう
【レーヴァテイン】 !?
【ムー】 うわっ? あの馬みたいな奴、俺の同類か?
【ニール】 なっ…アナタ、何者? アタチの真似しないでよっ
【ムー】 真似してねぇよ! お前こそなんなんだよっ?
【ニール】 むー… 今はそれどころじゃないわ ヘレナ、帰りましょ!
【ヘレナ】 うーん… ヘレナ、もう少しお姉さんとお話し していきたいなぁ
【ヘレナ】 久し振りに気持ちが昂ぶってる ヘレナ達、良いお友達になれる気が するんだよねぇ
【レーヴァテイン】 心にもないことを言わないで さっきからずっと、こちらの隙を 窺っているくせに
【ヘレナ】 それはそうだよ ヘレナが本気で倒したいと思う相手 なんて滅多にいないから
【ニール】 ヘレナ、落ち着いて アナタらしくないよ 一旦引いて、頭を冷やすのっ
【ヘレナ】 …残念だなぁ もっと交渉術を磨いて、次会ったとき はお姉さんを口説き落としてあげる
【ヘレナ】 ヘレナ・D. plug・ロキだよ 覚えておいてね、お姉さん
【ムー】 俺は史上最大にして最強の幻獣 バハムート様だ! 気軽にムーって呼んでくれて良いぜ!
【レーヴァテイン】 うるさい… レーヴァテインよ 覚えなくていいけど
【ヘレナ】 じゃあね、レーヴァテイン
【ムー】 変わった子だったな それに可愛かったぜ ヘレナか、名前覚えておかねえとっ
【レーヴァテイン】 そんなことよりムー… 一緒にいた馬みたいなやつ
【レーヴァテイン】 あなたと同じ オートアバターじゃないの…?
【ムー】 よしてくれよレヴァ 俺は馬じゃなくて誇り高き幻獣 バハムート様だぜ!あんな――
【レーヴァテイン】 真面目に答えなさい
【ムー】 ムギュギュギュギュッ… いや、俺だってビックリしてんだよ まさか同類がいたとはね
【レーヴァテイン】 トレイセーマでは他に見かけなかった ケイオスリオンの斬ル姫達には みんなついてるのか…
【レーヴァテイン】 それともヘレナだけなのか… 少し…気になるわね
【ムー】 なら、ちょいと調べてみるか? 俺は大歓迎だぜ!可愛い斬ル姫達と お近づきになれるかもだからな!
【ムー】 おっと妬くんじゃねえぞ 心配しなくても一番可愛いのは レヴァだって分かって――
【レーヴァテイン】 黙って …調べるつもりはないわ それより先を急ぐから
【レーヴァテイン】 早くティルフィングを封印してある ところまでいって…眠っている彼女を 安全なところに移さないと
【ムー】 あんまり俺の顎を掴まないでくれよ イケメンが台なしになったら どうしてくれんだ?
【レーヴァテイン】 それ以上、ブサイクになることは ないから安心しなさい
【ムー】 やれやれ…相変わらず余裕のない 顔してんなあ…
【ムー】 一人で肩肘張ってっと、 不意にポキッといっちまうぞ、レヴァ
【ムー】 誰か、あいつの相談相手になって くれる奴がいてくれると良いんだが
【レーヴァテイン】 さっさと来なさい、ムー
【ムー】 今行くぜ! まったく世話が焼ける奴だっ
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