100302023 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第3章 デモンズルール 第２話 不可思議な戦場 STAGE2 戦闘後
【アロンダイト】
もうすぐケイオスリオンとの国境を
越えますけれど…
【ギル】 国境って割には壁とか関所みたいな ものがないんだな
【ティターニア】 ラグナロク王国は特殊だったんです 大抵は川とか山とかが国境になって いますから
【ティターニア】 それにしても静かすぎますね…
【アルマス】
ここで考えても仕方ないわ
先に進みましょう
【ギル】 だよな！ …なあ、ケイオスリオンって どんな国なんだ？
【ギル】 悪魔の血が入った人達が暮らしてる って聞いたことはあるけどよ…
【アルマス】
怖いの、ギル？
【ギル】 違ぇよ！ ちょっと気になっただけだ！
【ティターニア】 そうですね 簡単に説明しますと 実力至上主義の帝政国家です
【ティターニア】 ケイオスリオン帝国の名の通り 皇帝が君臨して治めていますが それも絶対ではありません
【ティターニア】 力による支配が正義とされているので 一番力を持っている者が支配する という体制ですね
【アルマス】
端的に言うと、皇帝が一番偉いんじゃ
なくて一番力を持っている者が
偉くて皇帝になれるってことね？
【ギル】 なんか余計ややこしくなった…
【ティターニア】 各領主の権限が強いというのは お話ししましたけれど、それも全て 力が優先されるからです
【アロンダイト】
弱肉強食…悪魔人らしい考え方です
やはりトレイセーマの平等理念を
もっと広めていかないと…
【アルマス】
…ねえ
「平等理念をもっと広めて
いかないと」って言う割に
【アルマス】
あなた、どうして表情を曇らせるの？
本当は不満があるんじゃない？
【アロンダイト】
なんのことでしょう…
仰る意味が分かりません
【アルマス】
そう…
なら、別に私も聞かないわ
【ギル】 あの二人、なんの話してんだろ？
【ティターニア】 この気配！ 近くにケイオスリオン兵がいます… でも、変ですね…
【ティタ―二ア】 ひどく弱々しいような…
【ギル】 うわあああ！？ アルマス！みんな！ あれ…あれ見てくれっ…！
【アルマス】
どうしたの！？
えっ…なによ、これ…
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