100303031 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第3章 デモンズルール 第３話 惑わされた捜索 STAGE3 戦闘前
【アルマス】
オティヌス…完全に遊ばれた…
【ティターニア】 それでもマスターのお陰で 一矢報いました
【アルマス】
まあ、それは認めてあげなくも
ないわ…
【ギル】 俺には、なにがなんだか 分からなかった…幻術って怖いな なにが本当でなにが嘘か分かんねぇ
【アロンダイト】
惑わされてしまったのは、
心に隙があるからです…
悔しいっ
【ティターニア】 気持ちを切り替えましょう ここの人達から情報を得るために 来たのですから
【アルマス】
そうだったわね
ねえ！あなた達っ
【男】 先程は守っていただき、 ありがとうございました …トレイセーマの斬ル姫ですか？
【アロンダイト】
アロンダイトといいます
【アルマス】
私はアルマス！
トレイセーマとは関係ないわ
そんなことより聞きたいことがあるの
【女】 私達に答えられることでしたら…
【ギル】 俺達、人を捜してるんだっ ナディア様って言って、すっごい 美人のお姫様なんだよっ
【アルマス】
ギル、焦らないで
【アロンダイト】
パラケルススという斬ル姫を
知っていますか？その者の主人が
誰なのか知りたいんです
【男】 パラケルスス…お名前くらいなら 聞いたことはありますけれど…
【女】 どこの領主様の斬ル姫かまでは…
【アルマス】
そう…
意外と知られてないものなのね
【ティターニア】 でしたら、この数日で斬ル姫を 見かけたことは？ 先程のオティヌスは除いて
【男】 そうだなあ…あ！
【女】 一人、見かけました… 少し前ですけれど
【アルマス】
どんな斬ル姫だった？
名前は分かる？
【男】 確か、女性を一人担いでいました 髪の長いきれいな女性で…
【ギル】 こここれっ？ この絵の人！？
【アルマス】
ギル、あなた何でナディアの肖像画
なんか持ってるの？
【ギル】 違ぇよ！これはっ…ラグナロク国民 なら誰だって持ってるものなんだよ！
【ティターニア】 そういうことにしておきましょう
【ギル】 なんだよ、その言い方！
【アルマス】
それで、どうなの？
【男】 ああ、はい！ 確かにこの女性でしたっ 短めの髪の斬ル姫に担がれていて…
【アロンダイト】
きっとパラケルススです
【女】 あの…確か「ヘレナ」と名乗っていた はずですけれど…
【アルマス】
ヘレナ！？
誰よ、それ…
【アロンダイト】
…パラケルススに仲間がいる可能性は
十分考えられます
運び役を交代したのかもしれません
【アルマス】
細かいことはいいわ
その斬ル姫がどこに向かったか
分かる？
【男】 どこに行ったかまでは… ただ、帝都の方角に歩いていきました
【アルマス】
帝都！？
そんなはずないわっ
【ティターニア】 落ち着いて下さい、アルマス あくまで帝都の方角ですよ
【アルマス】
そうね…
ありがとう！
ひとまず帝都の方角に進みましょう
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