100501030 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第5章 フォールスヘブン 第１話 フォールスヘブン1話 STAGE3
【天沼矛】
こちらが教皇庁の正門ですね～
あら～、兵士の皆さんが
たくさんいらっしゃいます～
【ハルモニア兵】
ようこそ、
斬ル姫アルマスとそのご一行
私達は皆さんを歓迎致します
【ギル】 白々しい連中だぜっ…！ ラグナロク王国では 酷いことしやがったくせにっ
【ナディア】 ギル、ここは堪えて下さい
【ギル】 …………分かってるよ
【アルマス】
私がアルマスよ
教皇はどこ？
【ハルモニア兵】
まずは控えの間に入りなさい
そこで教皇様の
お召しがあるまで待つのです
【アルマス】
呼びつけておいて、
更に待たせるなんて、偉そうな奴ね！
【ハルモニア兵】
教皇様への無礼は許しませんよ！
【ティターニア】 アルマス、控えて下さい 教皇は国のトップです きっと色々忙しいんですよ
【アルマス】
ティニはどっちの味方なのよっ…
【ギル】 控えの間って言ってたけど、 豪華な部屋だなっ
【ナディア】 ハルモニアの教皇… どのような方なのでしょう…？
【天沼矛】
それでは、私はこれで～
【アルマス】
案内ありがとう、天沼矛
また後で！
【天沼矛】
は～い！
皆さん、ぐるぐるですよ～っ
【ギル】 ぐるぐる？
【ティターニア】 彼女なりの応援の言葉でしょう
【ハルモニア兵】
お待たせ致しました
アルマス、ティターニア、それから
そちらのマスター殿
【ハルモニア兵】
教皇様がお会いになります
ついてきて下さい
【ナディア】 待って下さい！ 三人だけなんですかっ？ 私も教皇とお話しがしたいんですっ
【ギル】 そうだ！ 全員で行っても良いだろっ
【アロンダイト】
私はここで待っていた方が
良さそうですけれど…
【アルマス】
アロンダイトはそうかもね
【アルマス】
でも、ナディアが
一緒じゃないのは納得いかない！
彼女も通しなさい！
【ハルモニア兵】
なりません
教皇様はお三方のみとお会いします
【ハルモニア兵】
その条件が飲めないようなら、
どうぞお引き取り下さい
【アルマス】
なによ、その横暴！
呼びつけたのはそっちでしょ！
バカバカしい…帰るわ！
【ナディア】 …………待って下さい、アルマス
【アルマス】
ナディア、どうして止めるのよ？
【ナディア】 私と会っていただけないのは 残念ですけれど、せっかくの機会です
【ナディア】 アルマスは会って話をして下さい そしてラグナロク王国侵攻の真意を 問い糾してきて下さいっ
【アルマス】
ナディア…
あなたがそう言うなら、
教皇に会ってやるわ
【アルマス】
ティニ！マスター！
ナディアの思いも背負って
教皇にガツンと言ってやるわよ！
【ティターニア】 でも、そうなると…ナディアの身を 守る者がいなくなりますね…
【ギル】 いや、俺！俺がいるだろ！？
【アルマス】
困ったわね…どうしよう…
【ギル】 無視すんな！ ナディア様は俺が守るから 大丈夫だって！
【アロンダイト】
私もナディア姫を警護します
今は信用してもらえませんか？
【ティターニア】 そうですね… アロンダイト、二人をお願いします
【ギル】 あーっ！二人って言ったな！？ 俺も守られる側に入れたなっ？ このやろっ
【ナディア】 ギル、静かにして下さい 一緒に座って待っていましょう
【ギル】 ぐぬぬぬぬっ…
Next: 100501040