100601031 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第6章 デモンズフェイク 第1話 再び、悪魔の国へ STAGE3 戦闘前
【フォルカス】 では皆さん 道中お気をつけて
【フォルカス】 アルマス、教皇様からのご伝言です 「あなたのことを信じています」 だそうです
【アルマス】 …言いたいことは十分伝わったわ それじゃ、「元気でね」って 伝えておいて
【フォルカス】 教皇様に対してそのようなっ… いえ、承りました
【ナディア】 あなた方と手を取り合える日が 来ることを信じています また、お会いしましょう
【フォルカス】 …………はい
【ティファレト】 アルマス達はケイオスリオンに 向かったのですね
【フォルカス】 はい アロンダイトとミョルニルは 別行動を取ったようです
【ロンギヌス】 トレイセーマに向かったのでしょう あちらの動きも活発になってきて いるようですね
【フォルカス】 天沼矛もハルモニアを出てアルマス達 に合流するようですけれど、 よろしいのですか教皇様?
【ティファレト】 あの子は聖鎖を解き放ってしまい ました…辛い旅になるでしょうけれど 私には何もしてあげられません…
【ロンギヌス】 あとは彼女の自由にさせると 仰るのですね それが教皇様の御心なら…
【ティファレト】 今はアルマスに委ねます さあ、皆さん 気持ちを切り替えて
【ティファレト】 もう、あまり時間がなさそうです… 地底世界へ向かう者達の選抜を 進めて下さい
【ヴァナルガンド】 教皇様!地底世界へは私も連れて いって下さい!今度こそ…
【ティファレト】 いえ…あなたには留守を預かって いただきます
【ヴァナルガンド】 どうして…どうして私を邪険に するのですかっ…? 私はそんなに罪深いのですかっ…?
【フライクーゲル】 ノンノン! そういう考え方はネガティブだよ
【フライクーゲル】 教皇様はきみのことを大切に思って くれてるのに、それに気づかない なんてソーベァッドだ!
【ヴァナルガンド】 あなたに何が分かると言うんです…
【フライクーゲル】 分かるよ わたしは教皇様の護衛をしてるから きみはセイントキラーズの割に…
【フォルカス】 やめなさい、フライクーゲル!
【フライクーゲル】 力が足りないんだ だから教皇様はソロモンの指輪を 渡したりしてきみを守ってた
【フライクーゲル】 それなのにないがしろにされてるって 勘違いしてたのはきみの方だよ 本当にネガティブだ!
【ヴァナルガンド】 私が…劣っているから… 教皇様にご迷惑をっ…? そんな…
【ティファレト】 違うのです、ヴァナルガンド あなたの力が劣っているわけでは ありません
【ティファレト】 あなたは覚えていませんけれど、 ある理由で力を十全に発揮できなく なっているだけなのです
【ヴァナルガンド】 …いずれにしても、私は教皇様の お役に立てない身であったんですね
【フォルカス】 ヴァナルガンド、あなたは――
【ヴァナルガンド】 気づいていたんですね、フォルカス だから私はいつも後詰めだった 情けない限りです
【フォルカス】 そんなつもりは…いえ、その通りです 今のあなたは力不足…でも、だからと いって――
【ヴァナルガンド】 良く分かりました このままの私では教皇様のお役には 立てないのですね
【ティファレト】 ヴァナルガンド、待って下さい!
【ヴァナルガンド】 私は…セイントキラーズを辞します
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