100705060 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第7章 ツイン・ウェイク 第5話 二人の希望 STAGE6
【アルマス】 真っ暗ね… ここが双子の…ううん、モラルタと ベガルタの中…
【ティターニア】 アルマス、あそこにっ
【モラルタ】 ボクは誰?私は誰?俺は誰?おいらは 誰?ワシは誰?僕は誰?吾輩は誰? 俺様は誰?あたしは誰?…………
【ベガルタ】 ボクは何?私は何?俺は何?おいらは 何?ワシは何?僕は何?吾輩は何? 俺様は何?あたしは何?…………
【アルマス】 分からないのね 分からなくて、怖くて、苦しいんだ だから二人で身を寄せ合って
【モラルタ】 僕の中がぐちゃぐちゃなんだ だからお外もぐちゃぐちゃにしないと 誰にも相手してもらえない…
【ベガルタ】 私の中がからっぽなの だからお外もからっぽにしないと 誰にも気づいてもらえない…
【モラルタ&ベガルタ】 怖いよ…怖いよ…この世界は怖いよ… でも、一番怖いのは…
【モラルタ&ベガルタ】 自分自身
【モラルタ&ベガルタ】 何でこんなことになっちゃったん だろう…何でこんなことしちゃった んだろう…
【モラルタ&ベガルタ】 もう…何も分からない… このまま消えて…なくなりたい…
【アルマス】 そう…そうなんだ… だったら、この私が
【ティターニア】 アルマスっ? まさか、あなた!?
【アルマス】 あなた達の相手をする あなた達に気づいてみせる あなた達の側にいる
【アルマス】 だから、安心して 世界は怖くて残酷だけど
【アルマス】 ここには不屈の剣がある 戦い続ける意思がある
【アルマス】 そしてきっと 安らぎに満ちた未来があるから
【モラルタ&ベガルタ】 アルマス…
【アルマス】 帰ろう そして、一緒に歩いていこう 私にも行き先なんて分からないけど
【アルマス】 まあ、なんとかなるでしょ!
【モラルタ&ベガルタ】 ……………………うん
【ティルフィング】 お帰りなさい、アルマス
【アルマス】 あ、ただいま… 良かった ちゃんと戻って来られたみたいね
【ギル】 戻って来られる保証なかったのかよ! 心配させんなよっ! ったく…
【ティルフィング】 ギルは随分と狼狽えていました あなたのことを大切に思っている のですね
【ギル】 ちょっ…!違ぇし! このままだと俺が危なかったから 気にしてただけだし!
【アルマス】 はいはい 分かった、分かった
【モラルタ&ベガルタ】 …………
【アルマス】 モラルタとベガルタも、少しは 落ち着いた?
【モラルタ&ベガルタ】 うん…
【ティターニア】 アルマス、成長しましたね
【アルマス】 何でティニが涙ぐんでんのよっ さてと…あれ? トレイセーマの連中は?
【レーヴァテイン】 ここからは撤退したわ… でも…本隊はとっくに『大穴』へ 進軍したみたいね…
【アルマス】 何でレーヴァテインまでいるのよ!? あ…ティルフィングがいるんだから 当然なのね…
【レーヴァテイン】 はぁ…おっけ 色々と説明しないといけないことが あるんだけど、ティル、どうする?
【ティルフィング】 そうですね 時間がありませんから、『大穴』へ 向かいながらお話ししましょう
【アルマス】 それって…地底世界の話なのよね?
【ティルフィング】 はい 私が知りうる限りのことを 全てお話しさせていただきます
【アルマス】 分かった それじゃ、行きましょう 『大穴』へ!
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