100801040 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第8章 アビス・メモリー 第1話 地底世界へ STAGE4
【ティルフィング】 私はユグドラシルを斬って 地底からの干渉を強制的に 切断することにしました
【ティターニア】 随分と思い切ったことをしましたね でも、ユグドラシルと繋がったまま ではアナタ自身にも危険が及びます
【ティターニア】 どうして繋がりを解いてから 斬らなかったのですか?
【ティルフィング】 あのときは地底の存在と綱引きを しているような状態でした もし私が離れれば…
【ティルフィング】 その瞬間、全ての斬ル姫が奪われた だけでなく、ユグドラシルをも 奪われていたでしょう
【ティルフィング】 ユグドラシルと繋がったままの 状態だったからこそ、 切断が可能だったのです
【アルマス】 …………
【ティルフィング】 私が覚えているのはそこまでです ユグドラシルを斬った反動で 意識を失った私は…
【ティルフィング】 後のことを託しておいたゼロ達に よって封印されました
【ティルフィング】 まさか二人になっていたとは 予想していませんでしたけれど
【アルマス】 あなたはキラーメイルのゼロと マサムネがそれぞれ別の場所に 運んでいった
【ティターニア】 どうしました、アルマス?
【アルマス】 ティニ…私、見たのよ… 今まで変な夢だと思ってたけど
【アルマス】 あれって、キラーメイル達の 記憶だったんだ!
【ティターニア】 アルマス、私にも分かるよう 話して下さい
【アルマス】 だから!端的に言うとキラーメイルの 記憶が私の中に流れ込んできて ユグドラシルとか過去の出来事がっ
【ギル】 端的に言えてねぇ…
【ティルフィング】 それはとても興味深いお話しですね もう少し詳しくお聞きしたいのです
【ティルフィング】 けれど…
【レーヴァテイン】 「大穴」が見えてきた… ティル、やるんでしょ?
【ティルフィング】 はい あの結界を消滅させます
【ムー】 なあ、レヴァ! 三国の軍が「大穴」の結界を越えて 地底に降りてるみたいだぜ
【レーヴァテイン】 …三国のトップは結界の歪みを 通る力を持ってるのよ
【アルマス】 歪み…それって十字の形をしてる もののこと?
【レーヴァテイン】 そうよ… 何か思い出したの?
【アルマス】 思い出したんじゃなくて、 その歪みのこともキラーメイルの 記憶に出てきたのよ
【ティルフィング】 皆さん、少し離れていて下さい 恐らくかなり大きな衝撃が広がると 思いますので
【レーヴァテイン】 ティル、気をつけてね
【ティルフィング】 安心して下さい ユグドラシルを斬ったときのようには なりませんから
【アルマス】 随分、高くまで上がっていったわね 『大過の大穴』の真上にいるの?
【レーヴァテイン】 ユグドラシルを斬ったときほどでは ないけど…きっと結界を破るのも 相当な力を使うことになる…
【レーヴァテイン】 だから万全を期してるのよ
【ティルフィング】 さあ、奪われたものを取り戻しに 行きましょう!
【ティルフィング】 世界樹を裂きしこの剣で 『大穴』の結界を破ります!!
【ティルフィング】 はあぁぁぁぁっ!
【アルマス】 すごい…! ティルフィングが光り輝いて…
【ティターニア】 一条の光が結界へと一直線に 降りていきます!
【ティルフィング】 新たな世界を切り拓くため… この一撃に、ありったけを 込めます!!
【ティルフィング】 だぁぁぁぁぁぁぁっ!!
【ティルフィング】 ぐっ…! さすがにっ…あれから強化を続けて きたようですねっ…!
【ティルフィング】 でも、それはっ… 私も同じです!! このときのためにっ
【ティルフィング】 はあぁぁぁぁぁぁぁっ!!
【アルマス】 いけっ…いけぇっ!
【レーヴァテイン】 ティル…お願いっ…!
【ティルフィング】 砕け、散りなさぁぁぁぁぁい!!
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