100902011 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第9章 シンボル・クライシス 第2話 理を破る者の決断 STAGE1 戦闘前
ハルモニア陣営 天幕内――
【ティルフィング】 「神」が“種”を 発動させられるのだとしたら…
【ティルフィング】 やはり私は「神」を 斬らねばなりません
【ティファレト】 結論を急ぐのは早計です 互いの情報を共有したことで 分かったこともありますけれど…
【ティファレト】 いまだ“裁定者”のお考えは 私達の推測の域を出ません
【ティルフィング】 それは、そうですね… その真意を確かめるためにも
【ティファレト】 私達は急ぎ、“裁定者”の下に 辿り着かなければならないのです 地底の深奥に
【ティルフィング】 ティファレト、 人々の救済を願うアナタの心に 嘘偽りはないのですね?
【ティファレト】 はい もし叶うのなら、 擬人達にも救済の手を差し伸べたい
【ティファレト】 けれど、今の私には、 そこまでの力がありません…
【ティファレト】 だからこそ“裁定者”のお力を 求めています
【ティルフィング】 アナタの言葉を信じます それなら私達が敵対する理由は どこにもありません
【ティファレト】 その通りです どうでしょう、ティルフィング
【ティファレト】 私達とともに進みませんか? 今、大切なのはいち早く “裁定者”の下に辿り着くことです
【ティファレト】 ケイオスリオンやトレイセーマに 先を越されては、どのような事態に 陥るか分かりません
【ティルフィング】 ここからは共闘して進む そういうご提案ですね?
【ティファレト】 お互いにとって益になるはずです
【ティルフィング】 そうですね… レーヴァテインと話をしてから 決めさせて下さい
【ティファレト】 彼女は頑なですね… その経緯を知った今、 無理強いはできませんけれど
【ティファレト】 彼女もまた、救済されるべき 存在だと考えています
【ティルフィング】 では、ひとまず失礼致します
【ティファレト】 あなたには手出ししないよう 命じておきます 安心して、お戻り下さい
【レーヴァテイン】 はぁ…ヴァナルガンド一人が 加わっただけなのに、面倒くさく なったわね…
【フォルカス】 私達を甘く見ていましたね 裁きを下すときが来ました!
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