100903020 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第9章 シンボル・クライシス 第３話 幻獣の切望 STAGE2
【アルマス】 トレイセーマ軍を？ そんなに早く進軍しているの？
【フェイルノート】
バカなこと言わないで
私のケイオスリオン軍が最も早く
進軍しているに決まってるでしょ
【フェイルノート】
むしろトレイセーマ軍は人数が
多すぎて進軍速度は三国で一番
遅いわよ
【アルマス】 だったら何でそんなところを 調べてくる必要があるのよ？
【フェイルノート】
ふっ…
そんなことも分からないのかしら？
【アルマス】 その上から目線… 変わってないわねぇ…
【フェイルノート】
地底の奥底にいる“災厄”は
悪意の固まりみたいな奴よ
このまま進軍すれば…
【フェイルノート】
必ずどこかで大がかりな罠に
引っ掛かる
そんなのはお断りよ
【フェイルノート】
だから代わりに引っ掛かってくれる
ところが必要なの
その下準備ね
【ティターニア】 トレイセーマ軍を囮にして 自分達は安全に進軍しよう という考えですか？
【フェイルノート】
さあ、どうかしらねぇ
小さな妖精さん
【フェイルノート】
お喋りの時間はここまでよ
出発して、アルマス
【パラシュ】
このイミテーションは人質として
預かっておくからね
【ギル】 うおわっ…！？ ちょっ…何で俺がっ…？
【アルマス】 フェイルノート！ 私のことが信じられないっていうの？
【フェイルノート】
これは契約なのよ、アルマス
【フェイルノート】
「信頼」とか
そんな曖昧なものではなくて、
形のある「担保」が必要なの
【フェイルノート】
お前達がきちんと
役割を果たしてくれれば、
このガキは無傷で返してあげるから
【アルマス】 …約束よっ ギル、しばらく辛抱しててね
【ギル】 お、おうっ こんなの全然…ちょっとしか 怖くねぇよ
【アスカロン】
こちらが調べてきて欲しい
事柄のリストです
皇帝陛下に頼られて、羨ましい…
【アルマス】 いや、そんなんじゃないんだけど… マスター、ティニ、行きましょう
【モラルタ】
ボクも一緒に行くよ、アルマス！
【ベガルタ】
私も一緒に行くね、アルマス！
【アルマス】 ええと、この二人はいいの？
【フェイルノート】
どうぞ、ご自由に
こっちの三人には残ってもらうわ
【ガンバンテイン】
あー…何だか嫌な予感がするなー
あたしまで働かされそう…
【パラシュ】
良い勘してるね
元・諜報部隊のガンバンテイン
【ガンバンテイン】
うえー…
パラシュの目が怖いよーっ…
【天沼矛】
マスターさん、お気をつけて～
【ミョルニル】
はやくかえってきてね、マスタ！
【アルマス】 何だか緊張感がないけど… 気を引き締めていきましょ、 マスター
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