101001033 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第10章 ラストゲート 第１話 激戦の後で… STAGE3 戦闘後
【魔獣】 ギュアアアア…
【アルマス】 あれって ハルモニアの斬ル姫っ？
【ティターニア】 どうやら増援のようですね 後ろからハルモニアの部隊も やってきます
【アルマス】 だったら加勢する必要はなさそう ティファレトのところに 急ぎましょっ
【バルムンク】
あら、そこの斬ル姫さん達
ちょっといいかしら？
【アルマス】 何か用？ 私達、急いでるんだけど
【バルムンク】
ハルモニアの斬ル姫では
なさそうね
どうして、ここにいるの？
【アルマス】 たまたま通りがかっただけよ あなた達とやり合う気はないから 安心して
【バルムンク】
そうなのね
でも、そちらには行かせられないの
遠回りしていただける？
【アルマス】 …私はそっちに用事があるのよ 通してもらえると助かるんだけど？
【バルムンク】
まあ！
その目つき、
まるで獣のようだわっ
【バルムンク】
大輪の花を摘み取ろうとする
獣のような野蛮な目
やめた方がいいわ…
【アルマス】 あなた… 何、言ってるの？
【ティターニア】 アルマス、あまり関わり合いに ならない方が良さそうですよ…
【バルムンク】
ああ！
美しい花である私を狙っているのねっ
でも、決して摘み取らせはしない！
【アルマス】 ちょっと！ 変なこと言わないでっ
【グラム】
危ない、バルムンク！
【バルムンク】
グラム！
来てくれたのね、私の王子様♪
【グラム】
当然だろう
君を守ること
それが私の生まれた意味だ
【バルムンク】
私という大輪の花が咲き誇れるのは
あなたという太陽がいるからよ、
グラム！
【グラム】
奔放に皆を魅了して止まない
美しき花、バルムンク
【グラム】
私にだけは、
その可憐な花を
摘み取らせてくれないか？
【バルムンク】
そんな…嬉しい！
あなたとなら、どこまでもっ
【アルマス】 …………
【ティターニア】 …………
【アルマス】 …ハッ！ な、何なの、これっ？
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