101002060 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第10章 ラストゲート 第2話 強襲の先で… STAGE6
【ケイオスリオン兵】 まずい! 斬ル姫どもがこっちに 突っ込んでくるぞぉっ!
【フェイルノート】 まったく… とんでもない馬鹿力ね
【ムー】 どうだ! これが史上最大最強の幻獣 バハムート様のパワーだぜ!!
【レーヴァテイン】 フェイルノート、 あなたが兵士達にどんな言い訳を するのか…楽しみねっ
【ケイオスリオン兵】 おい、何ごとだ!?
【ケイオスリオン兵】 気をつけろ、フェイルノート! 皇帝陛下にもしものことがあったら どうする!?
【フェイルノート】 心配いらないわ 全て想定内よ 狼狽えずに持ち場を守りなさい
【ケイオスリオン兵】 そ…そうか… 早くディスラプターズの親玉を 叩き潰せ!
【レーヴァテイン】 どういうこと…? 皇帝は…フェイルノートでしょ?
【ムー】 レヴァ…何か様子が変だぜ… こいつらフェイルノートを見ても 全く動じてねえ…
【ムー】 それどころか、まるで皇帝は別に いるみたいな口ぶりじゃねえかっ?
【???】 オオッティモオオ!!
【レーヴァテイン】 この耳障りな声…まさか…?
【ゲバルト伯爵】 光届かぬ地の底ですら 目映いばかりの輝きを見せる 幻獣の姫よ!
【ゲバルト伯爵】 その猛々しき魂は孤高にして至高! その剣戟は麗しき交響楽の調べ!
【ゲバルト伯爵】 惜しむらくは我が愛しき娘 フェイルノートの前では、 その輝きも霞んでしまうことか…
【ムー】 ゲロゲロー… 何であいつがいるんだよ!?
【ケイオスリオン兵】 皇帝陛下! ここは危険です お下がり下さい!
【ゲバルト伯爵】 カッティーボ! 極上の舞台は最前列で楽しむものだ 私の邪魔をするな!
【レーヴァテイン】 あいつが皇帝? 笑えない冗談ね…
【フェイルノート】 ふふっ…まったくね でも、それが彼らにとっての 「真実」なのよ
【レーヴァテイン】 …あなた、何をしたの?
【フェイルノート】 大したことじゃないわ うちには幻術に長けた斬ル姫がいるの
【フェイルノート】 その子の「手品」で兵士達にも あの愚かな伯爵にも 夢を見させているだけよ
【フェイルノート】 あの悪魔人が皇帝だという夢をね
【ムー】 やってくれたぜっ… 幻術に長けた斬ル姫って、 たしかオティヌスってやつだ!
【フェイルノート】 ねえ、レーヴァテイン 私がそのくらいの下準備もせず ここまで来たと…
【フェイルノート】 本気で思っていたの?
【レーヴァテイン】 くっ…!
【フェイルノート】 茶番は終わりよ お前はここで消えなさい
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